2018年(平成30年) 3月7日(水)付紙面より
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鶴岡市のあつみ小学校(後藤誠校長、児童208人)と地域でつくる「あつみ小学校安全推進協議会」は、危険箇所などを記した「あつみ地域安全マップ」を作製した。2016年4月に温海地域の温海、山戸、福栄、五十川の4小学校が統合した経緯から、旧4校分の様式をそろえて統一したもの。今後、学校との地域座談会などで活用していく。
学校統合で学区が広域となったものの、安全マップの様式が統一されておらず、コピーを重ねて不鮮明になったものもあったことなどから、地域が協力し教育活動の充実を図る地域学校協働本部(会長・忠鉢孝喜第3地区自治会長会代表)の本年度事業として計画。PTAや各地域の生活育成部の協力を得て製作を進めてきた。
完成したマップはB5判、13ページ。赤と黒の2色刷りで、学区内全ての「子ども110番連絡所」の電話番号一覧、地区ごとに危険箇所を書き込んだマップを掲載。危険箇所には「道はばがせまいわりに交通量が多い」「大人の目がとどかない所あり。一人ではあそばない」「山水が流れている。ふたがなく危険」などの注意事項が細かく記されている。
300部作製。児童の全家庭に配布するほか、各自治会などに配布し活用してもらう。後藤校長は「様式が統一されたことで見やすいものとなり、夏休み前の学校との地域懇談会などで有効活用したい。毎年見直し情報を書き加えてより実用的なものに」と話している。