2019年(令和1年) 12月20日(金)付紙面より
ツイート
旬の食材をふんだんに盛り込んだメニューや、温泉入浴などで冬の温海をお得に楽しむ恒例企画「温海旬御膳?冬のごっつぉめぐり」の予約が始まった。来月17日(金)から約1カ月半のキャンペーン期間中、温泉旅館や飲食店が客を呼び込み、6月の本県沖地震被害から立ち上がろうとする温海を活気づける。予約先着500人に、パックライス「あつみの米」プレゼントもある。
同企画は、温海地域の特色ある山海の食を提供して冬季の誘客を図り、温海地域をPRしようと、あつみ観光協会(若松邦彦会長)などの呼び掛けで2009年から毎年この時期に実施。今回はあつみ温泉、鼠ケ関の各地区から旅館などの宿泊施設、すし屋、カフェといった計12施設が参加。料金は各施設で異なり、3000―5000円。温泉旅館は日帰り入浴もセットとなる。
提供御膳の内容は各施設が創意工夫を凝らしたものばかり。こだわりの刺し身とマタギ鍋でもてなすたちばなや(5000円)、カニ尽くしの鮨処朝日屋(同)、アンコウ鍋とフグ刺しの寿司割烹雅(3000円)などバリエーション豊かだ。
このうち、かしわや旅館では、寒鱈のあら汁にスズキの柚庵焼き、お刺し身3点盛りといった海の幸をはじめ、一霞産の自家製赤カブ漬け、庄内産ひとめぼれのみそ弁慶おにぎり、ポテトコロッケ、アサツキの小鉢、あつみ牛乳を使った嶺岡豆腐や同旅館名物のシフォンケーキも付く。温泉入浴付きで3000円。同旅館を営む齋藤武大さん(38)は、「どの施設もお得。温海の知られざる名店を気軽に利用してもらいたい」。
温海旬御膳は参加施設によって利用時間が異なる。利用の3日前までの予約が必要。あつみ観光協会のHPで各施設のお品書きを順次更新する。問い合わせは同観光協会=電0235(43)3547=へ。