2017年(平成29年) 2月25日(土)付紙面より
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鶴岡市の城南幼稚園・保育園(須田正明園長)で24日、保護者を招いた親子お茶会が開かれ、年長児28人がお点前を披露した。
体験活動の一つとして子どもたちに日本の文化に触れてもらい、礼儀や行儀を学んでもらおうと、昨年度から同園と裏千家淡交会庄内支部が行っている。本年度も年長児が昨年春から4回にわたって、阿部宗充社中の三浦宗茂さんら支部員にお辞儀の仕方や茶せんの使い方などを学んできた。
活動の最終日のこの日は、練習の成果を披露しようと園児の保護者を招いて開催。初めに三浦さんが修了証書の「おしるし」を園児一人一人に贈った。続いて園児たちがお菓子を配り、丁寧にたてたお茶を「どうぞごゆっくりお召し上がりください」と保護者に振る舞った。保護者らは「お点前頂戴致します」と作法に倣ってお茶を楽しんだ。
保護者の佐藤宏恵さん(31)は「家では見られない姿を見ることができて楽しかった。貴重な体験ができた」、年長児の西田かん奈ちゃん(6)は「ドキドキしたけど、お母さんたちが喜んでくれて良かった」とそれぞれ感想を話していた。