2017年(平成29年) 2月19日(日)付紙面より
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三川町の教育への理解を深める「三川教育フォーラム」が17日、三川町公民館で開かれた。同町の教育関係者や保・幼・小学校保護者などが、読書を通した子育て「読育」について考えた。
「開かれた」学校づくりを推進し、町内の3小学校と1中学校、みかわ保育園・幼稚園の教職員らでつくる町教育研究所(所長・五十嵐良克押切小校長)が研修の場として毎年この時期に開いている。18回目の今回は教育関係者や保護者など約70人が出席。
初めに鶴岡市立朝暘第一小読書支援ボランティア「本のたからばこ」(五十嵐亜紀代表)のメンバーらが読み聞かせを実演。つちだよしはるさんの「さみしくなかったよ」などを大型の絵を見せながら読んだ後、参加者らがグループに分かれて同じ本の読み聞かせに挑戦した。
続いて同研究所読書活動推進委員会の委員長・水田浩横山小教頭が「本との出会いを喜び、生涯を通して本に親しんでいく人間の育成をめざして」のテーマで各教育機関での読書推進活動内容や、2014年から3カ年計画で取り組んだ「町子ども読書活動推進計画」の成果を発表。小学3年―中学3年を対象に実施したアンケートを紹介し、「児童生徒の読書量の増加は各機関での読書推進活動の成果。子どもの読書の習慣化に保護者も協力的で、これまで同様、国、学校、公民館、家庭などで継続して推進していくことが大事」と話した。
最後に、グループごとに家庭で行っている読書推進活動について話し合った。