2019年(令和1年) 5月15日(水)付紙面より
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三川町の押切小学校(小野寺茂義校長、児童103人)は、文部科学省制定の本年度「子供の読書活動優秀実践校」として文部科学大臣表彰を受けた。学校図書館の一人当たりの年間平均貸出冊数が毎年100冊を超え、長年にわたる親子読書や児童会の読書活動などが高く評価された。
県内で本年度に同実践校の表彰を受けたのは押切小を含め3校。先月23日に都内で行われた「『子ども読書の日』記念子どもの読書活動推進フォーラム」の席上、表彰された。
押切小は1982年から37年間にわたり「PTA親子読書部」を組織し、1―3年生の全家庭の保護者が当番で読み聞かせ活動を年間11回行っている。児童会活動では図書委員会が中心になり、縦割り班で高学年が低学年に校内の好きな場所で読み聞かせするリーディングバディをはじめ、読書クイズや大型紙芝居、絵本劇など多彩な催しの読書まつりの活動を展開。また、調べ学習がしやすいように学校図書館を整理し積極的に活用するとともに、町立図書館所有の2300冊を学校に置く連携を図り、読み聞かせへの活用や貸し出しも行っている。
本年度の図書委員会は4―6年生の9人。今野はな委員長(11)は「学校が表彰されてうれしい。私たちも読書まつりなどで楽しい読書活動を企画していきたい。目標は本が苦手な人をゼロにして、学校図書館が人でいっぱいになるような場所にすること」と話していた。