2021年(令和3年) 11月19日(金)付紙面より
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三川中(小関明校長)の生徒と三川町議会議員の「議場懇談会」が17日、庁舎3階議場で行われた。
議員が日ごろ、どんな活動をしているのか理解を深め、まちづくりに関心を持ってもらおうと毎年、三川町議会(佐藤栄市議長、定数10)が生徒を招いている。懇談会には生徒会と執行部の3年生13人が参加。ふだん議員が座っている議場の椅子に座り「町花の菜の花を使った料理イベントを新たに設けてほしい」「両田川橋に歩道を整備できないか」「三川町内で田んぼアートやイルミネーション広場を設けて観光PRするといいと思う」などと一人ずつ意見発表した。
提案に対して担当議員は「5月5日の菜の花まつりで料理イベントをできないか検討していきたい」「これまで2回にわたって両田川橋の改修を県に要望しているが、いまは順番待ちの段階。県としては橋全体の架け替えを視野に入れていると聞く」「田んぼアートで有名な青森県田舎舘村を訪問し研修したことがある。イルミネーション広場と同様に可能性を探りたい」とそれぞれ答弁した。
生徒会長の片桐愛夢(あむ)さん(15)は「町民代表の議員の皆さんと話し合えてよかった。ただ要望するだけでなく、その背景や必要性について深く考えることが大切だと感じた。今後、社会の公民の中で地方自治について詳しく学びたい」と話した。