2019年(令和1年) 5月4日(土)付紙面より
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鶴岡市上名川の月山ダムで、融雪期限定の「自然放流」が続いている。毎秒数十トンという迫力ある放流が観光客を楽しませている。6日(日)までの連休中は楽しめそうだ。
雪解け水によりダム湖の貯水位が堤体頂部にあるクレストゲートまで達することで毎年この時期、自然と発生する。今年は4月26日からスタート。雪解けが遅く、例年より2週間ほどずれ込んだ。
青空が広がった2日午後は、越流部にある2門のクレストゲートから毎秒70トン余りという水量がごう音とともに越流。ダム直下まで近づける自然放流見学会に参加した観光客らを楽しませた。小泉優月君(8)=蔵王一小3年=は「初めて来た。大きさにびっくり。ダムの放流は冷たかった」と話していた。
月山ダム管理所では、先の天皇の「御在位30年記念」としてお召し列車の車体の色を基調とした限定の月山ダムカードも5月31日(金)まで配布中。このほか、連休期間や酒田まつり(5月19―21日)、鶴岡天神祭・タキタロウまつり(同月25―26日)には、日没後から午後9時ごろまでの堤体ライトアップも実施。8日(水)の夜は世界赤十字デーに合わせてレッドライトアップとなる。
問い合わせは月山ダム管理所=電0235(54)6711=へ。