2020年(令和2年) 11月11日(水)付紙面より
ツイート
鶴岡市と西川町を結ぶ国道112号月山道は、9日夕方から10日朝にかけて降った雪により、今シーズン初の本格的な雪道となった。10日早朝には鶴岡、西川側の2カ所で冬用タイヤ装着指導が実施され、装着を呼び掛けた。
国土交通省酒田河川国道事務所月山国道維持出張所によると、西川側では道行沢付近で9日午後6時ごろ、鶴岡側では八紘沢付近で10日午前0時ごろから積雪を観測。昨年と比べ、5日ほど早い積雪となった。鶴岡側はシャーベット状態になった路面もあり、10日早朝には除雪車が出動して対応に当たった。
装着指導は鶴岡市田麦俣地内の鶴の里駐車帯と西川町の荒沢駐車帯で実施。このうち鶴の里駐車帯では、同事務所や鶴岡警察署員、交通誘導員など20人余が集まり、駐車帯へ車両を誘導。冬タイヤ装着を確認し、ノーマルタイヤ装着車には「この先は雪道になっています」などと声を掛けて迂(う)回(かい)路を案内し、Uターンさせた。
10日午前6―10時の間、鶴の里駐車帯では554台中40台、荒沢駐車帯では695台中92台が冬用タイヤ未装着。全体の未装着率は10・6%となった。