2017年(平成29年) 12月17日(日)付紙面より
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鶴岡市の東栄小学校(瀬川幸子校長、児童76人)で15日、恒例の「獅子踊り引き継ぎ発表会」が行われた。4、5年生が卒業間近の6年生から獅子頭を受け取り、「頑張ります」と決意を述べた。
同校では学区内の添川、東堀越の両地区に伝わる獅子踊りを学校教育活動に生かして特色ある学校文化活動として実践している。6年生はこれまで入学式や地区の祭りなどで披露し、今回の発表会が卒業前最後の踊りとなった。
この日は保護者や指導者らが同校を訪問。6年生が獅子頭や藍色のはかま、鈴の付いたわらじなどを身に着け、添川と東堀越に伝わる獅子踊りを堂々と披露した。引き続き獅子頭の引き継ぎが行われ、6年生が「堂々と踊ってください」「来年も頑張って」と4、5年生の頭に獅子頭をかぶせた。両チームの頭を務める5年生の澁谷侑樹君と叶野瑞希さんは「6年生のように堂々とかっこよく踊れるように練習する」「獅子踊りの最上級生として6年生に負けないように頑張る」と伝統を引き継ぐ決意を述べた。
この日5年生に引き継がれたのは同校創立135周年を記念して新調された獅子頭。4、5年生は1―3年生の竹と太鼓のリズムに合わせて勇壮な舞を披露した。