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2021年(令和3年) 12月9日(木)付紙面より

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《ひと》地場産野菜の給食で笑顔に

サンサン・畑の会会長
工藤征則(くどうゆきのり)さん


 鶴岡市藤島ふれあい食センターの給食用野菜生産・納入を行っている「サンサン・畑の会」(工藤征則会長)が、本年度の文部科学省の学校給食表彰(功労団体)を受賞した。長年にわたり、藤島地域で地場産野菜を使った給食の普及に尽力したことが評価された。工藤会長は「全国から1団体ということで何よりびっくり。設立当初から活動してきたメンバーの功績のおかげ」と喜びを語る。

 高校卒業後に家業を継いで以来、農業一筋。妻の志保子さん(57)とともに自宅裏のビニールハウスでトマトやアスパラ、大豆、米などを栽培している。「将来を安易に考えていたので、迷わず農業を継いだ」と笑う。

 サンサン・畑の会は、子どもたちに地元産の野菜を使った給食を多く食べてもらおうと、2002年に地元農家によって設立。栄養士と連携し、▽品目ごとにまとめた年間収穫量の提供▽要望を受けた作物の生産―などを行い安定供給に尽力。設立前年の地場産野菜使用率は15・9%、10品目だったが、設立以降は年間50%前後を維持し、約50品目まで増えた。

 「それまでセンターでは店から野菜を仕入れることがほとんどで、地元産のものはごくわずかだった。連携するようになってからは、生産側も安定的に野菜を供給できるようになり助かっている」と話す。

 初期メンバーの工藤さんは、昨年から会長に就任。新型コロナの影響で、県内外での研修や児童との交流給食会を開催できずにいるが、「子どもたちがおいしく食べている姿を見るのが何よりうれしい。来年こそはいろいろなことができれば」とし、「これからも子どもたちの笑顔をつくるため、変わらず頑張っていきたい」と意気込む。

 妻と娘2人、父、母との6人家族。バレーボール一家で、自身は藤島のスポ少でコーチを務める。「今年は忙しくなかなか顔を出せなかった。来月には大会があるので応援しに行きたい」と話す。鶴岡市藤島関根在住。58歳。

画像(JPEG)



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