2020年(令和2年) 6月10日(水)付紙面より
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庄内町のボランティア団体「ボランティアすまいる」(加藤信子代表)は6日夕、余目第三公民館駐車場で、町内の子どもを対象にした子ども食堂「にこにこ食堂」をドライブスルー方式で行った。
通常なら公民館の中で一緒に食事をする「にこにこ食堂」だが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の見地から初の試み。同団体のメンバーが利用者の車を公民館駐車場に誘導し、出口付近で、手作り弁当やメッセージ付きのおやつ10世帯31人分を手渡した。おやつには「…みんながんばりましたね…7月はきっと一緒に遊んだり、会食したりできると思うので、それまでコロナに負けず『マスク』『手洗い』を忘れずしっかり守り、元気に会いましょう!…」のメッセージが添えられた。
同団体の心のこもった弁当などを受け取り、家族5人で訪れた女性(29)は「すごく助かる。自分が仕事をしているので、早い時間帯に家族みんなで食事をできるのはとてもうれしい」と喜んでいた。
同団体は昨年6月に民生児童委員を中心に結成され、現在は16人で運営。山形県こどもの居場所づくり支援事業やきらやか銀行の助成を受けており、毎月第1土曜日、子どもたちと一緒に食事をするとともに、地域住民や子ども同士の交流、遊び体験を通して、地元を知る機会を提供している。
次回7月4日(土)は通常のように同公民館内で開催予定。時間は午後5時から同7時まで。町内在住の子どもであれば誰でも参加できる。会費は子ども無料、大人200円。申し込み、問い合わせは1週間前までに加藤代表=電0234(42)2521=へ。