2017年(平成29年) 2月4日(土)付紙面より
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「節分」の3日、酒田地区広域行政組合消防署八幡分署(伊藤雅一分署長)の「防火豆まき」が酒田市八幡地域の2保育園で行われ、分署員扮(ふん)する「火遊び鬼」を園児たちが退治した。
防火意識を高めてもらおうと毎年、節分に合わせて行っている同分署の恒例行事。26回目の今年は、阿部友和、佐藤祐樹両消防士が鬼の面をかぶり、金棒などを持って「火遊び鬼」に扮し、八幡、市条両保育園を回った。
八幡保育園(佐々木洋子園長、園児104人)では、全園児と共に、隣接する八幡子育て支援センターに通う乳幼児が参加。大きな太鼓の音を合図に鬼が登場すると、あまりの迫力に保育士にしがみついて泣き出す園児も。「鬼は外」と声を掛けながら元気に豆を投げ付けていた。
その後、園児たちは鬼さんらの指導で、頭を抱えた状態でしゃがむ「あひるのポーズ」、両手で口を押さえる「たぬきのポーズ」など地震、火災といった災害から身を守る「4つのポーズ」を学んだ。
いずれも年長児の庄司美空ちゃん(6)は「鬼が怖かったので、たくさんの豆をげた。鬼さんとの約束は必ず守るよ」、加藤龍空君(5)は「4つのポーズは忘れないよ」と話していた。