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2018年(平成30年) 6月22日(金)付紙面より

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農業ハウス 3年後100棟規模に 農業参入本格化、葉物野菜を生産

 鶴岡市覚岸寺周辺のサイエンスパークの開発を手掛ける不動産開発運営会社YAMAGATA DESIGN(ヤマガタデザイン、山中大介社長)は20日、市先端研究産業支援センターで事業説明会を開いた。新たに本格参入した農業分野の取り組みについて、同市豊田地区にハウス12棟を整備し、葉物野菜の生産を始め、3年後には100棟規模の経営を目指すとした。栽培した野菜は21日から、豊田地区にある同社の「カフェ イロドリ」で提供を始めた。

 葉物野菜の栽培は、豊田地区の農家の協力を得て、今年4月までに約4500万円を投資し12棟の農業用ハウス(計約44アール)を整備。ミズナやルッコラ、春菊など10種類程度の野菜を通年栽培する。年間生産量は最大100トンを見込み、UIターンの若者など4人を新たに雇用し取り組んでいる。

 栽培は、化学肥料や農薬を使わず、土壌については地元畜産農家と連携して腐植土を作り、庄内浜のカキ殻をリサイクルした石灰を加えるなどしてミネラル分を補う。収穫した野菜はイロドリやサイエンスパーク内に8月1日にプレ開業する宿泊滞在複合施設「ショウナイ・ホテル・スイデン・テラス」の朝食での提供のほか、庄内地方を中心としたスーパーや飲食店などにも供給する計画。山中社長は「1次産業を中心とした新たなまちづくりの取り組み。初年度の生産量は100トンを見込む。2021年度までにハウスを100棟に増やし、1000トンの生産を目指す」と説明した。イロドリでは21日から、収穫した野菜によるサラダバイキング(200円)を始めた。

 この日の事業説明会では、ショウナイ・ホテル・スイデン・テラスの現地見学会も行われ、客室の一部など建物内部を公開した。山中社長は「地元の人が外から人を呼びたくなるような施設にしたい。今後も市民の皆さんに地元を楽しんでもらえるようなまちづくりを進めていきたい」と話した。

鶴岡市豊田地区のハウスで生産が本格化している葉物野菜(上)サイエンスパーク内に整備が進む「スイデン・テラス」の客室
鶴岡市豊田地区のハウスで生産が本格化している葉物野菜(上)サイエンスパーク内に整備が進む「スイデン・テラス」の客室



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