2017年(平成29年) 2月8日(水)付紙面より
ツイート
庄内町は6日、小学校入学を間近に控えた町内の幼稚園児たちにランドセルと黄色の帽子を贈った。園児たちはピカピカのランドセルを手に笑顔を輝かせた。
ランドセルの寄贈は旧余目町、立川町時代から30年余り続いている伝統行事。以前は庄内を含む県内各地で行われていたが、町村合併などに伴い次第に減少し、県内で寄贈を続けているのは庄内町と内陸の白鷹町だけとなっている。
「子育てと教育日本一の町」を目指す同町は今年、町内5幼稚園の2017年度新入学児童計138人全員に、ランドセルと登下校の際にかぶる黄色の帽子を贈った。
6日は立川小学校(保科元校長)で贈呈式が行われた。近くの狩川幼稚園に通う園児18人(男子11人、女子7人)中17人が出席。原田眞樹町長が「皆さんはこれから6年間、この立川小学校に通い勉強します。毎日背負っていくランドセルを大事に使ってください」とあいさつし、保護者たちへ「子どもたちの健やかな成長のため、町と学校、家庭が協力して子育てに取り組みたい」と呼び掛けた。
続いて園児代表の2人が原田町長からランドセルを、菅原正志教育長から黄色の帽子を贈られると笑顔を輝かせた。その後、一人一人にランドセルと帽子が手渡され、園児たちは元気良く「ありがとうございます」とお礼を述べていた。
最初にランドセルを背負わせてもらった早坂創一朗君(6)は「すごくうれしい。小学校で勉強も運動も頑張る」、佐藤淳羽ちゃん(6)は「ランドセルをもらえてうれしい。国語と算数をしっかり勉強したい」と話していた。
同町は13日(月)に余目三小と余目四小学区、16日(木)に余目一小と余目二小学区で贈呈式をそれぞれ行う。