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2010年(平成22年) 9月15日(水)付紙面より

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「左ヒラメ」覚えて 加茂水高生「出前授業」 児童に生態など解説

 鶴岡市の加茂水産高校(三浦幸雄校長)の生徒が13日、湯野浜小学校(竹田茂校長)を訪問し、5年生たちにヒラメの生態などを教える「出前授業」を行った。

 加茂水産高は、栽培漁業の技術や知識の習得などを目的に、毎年この時期に湯野浜小と合同でヒラメの稚魚放流を行っている。今年は雨天のため放流は高校生だけで行った。

 この日は海洋環境科マリンスポーツ系の3年生11人が湯野浜小を訪問し、ランチルームで出前授業。6グループに分かれた5年生28人に、高校生がヒラメとカレイの見分け方を「茶色い方を上にして、顔の向きが『左ヒラメの右カレイ』と覚えて」と説明。また「ヒラメはアジやキスなど小魚を食べる」と、ヒラメの生態などについて解説した。

 続いて、加茂水産高で飼育しているヒラメの稚魚に、放流した際に見分けがつくようタグを打ち込む作業を児童たちに指導した。児童たちは慣れない手つきでヒラメを押さえ、「針を打ち込むのはちょっとかわいそう」「ヌルヌルしてる」と話しながら作業を進めていた。

高校生にヒラメを押さえてもらいタグを打ち込む湯野浜小の児童たち
高校生にヒラメを押さえてもらいタグを打ち込む湯野浜小の児童たち


2010年(平成22年) 9月15日(水)付紙面より

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世界も認めた木のぬくもり 「まちキネ」 リーフ賞で入選

 世界の「次世代基準」の建築デザインに贈られる「リーフ賞」で、鶴岡市山王町の映画館「鶴岡まちなかキネマ」が商業建築部門の最終選考の4作品に選ばれ、入選した。世界中から応募のあった中で入選したことについて、まちキネを運営するまちづくり鶴岡は「地元の産業に根付いた昭和初期の建物をそのまま生かした、木のぬくもりあふれる映画館が世界から認められた」と話している。

 リーフ賞は欧州主要建築家フォーラムが主催し、今年で7年目。当初は欧州中心としていたが、近年は全世界を対象にした建築賞となっている。今年は全10部門に日本の16作品を含む計173作品の応募があり、今月10日にロンドンで各賞が発表された。

 まちキネは、鶴岡特産の絹織物工場だった松文産業旧鶴岡工場の建物のうち、木造平屋建ての工場を改修して今年5月にオープンした。昭和初期の建物の特徴を生かし、天井を支える小屋組みをそのまま活用するなど内外装ともに木を最大限に利用した和の雰囲気あふれる映画館として再生した。設計は、高谷時彦東北公益文科大大学院教授が担当した。

 まちづくり鶴岡によると、商業建築部門の最終選考にはまちキネのほか、ブラジル、デンマーク、オーストラリアの建築物が選ばれた。また、リーフ賞全体の最高賞には今年のサッカーワールドカップで決勝戦の会場となったスタジアムが選ばれたという。

 世界的建築賞の部門賞に入選し、まちづくり鶴岡の小林好雄社長は「昭和初期の建物を再生した木のぬくもりあふれる映画館が、次世代基準の建築物として世界的に評価され、うれしく思う。映画関係者や県内外から視察に訪れる専門家などからも高く評価してもらっており、建物の見学を含め、より多くの人から訪れてもらえる映画館にしていきたい」と話している。

木造の工場を生かして再生された、まちキネのエントランスホール。「次世代基準」の建築として高く評価された
木造の工場を生かして再生された、まちキネのエントランスホール。「次世代基準」の建築として高く評価された



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