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2010年(平成22年) 9月16日(木)付紙面より

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練習の成果 心伝わる 鶴信職員がガイド役

 鶴岡信用金庫(本部・鶴岡市、加藤捷男理事長)の若手職員が15日、誘致した埼玉縣信用金庫(本部・埼玉県熊谷市、さいしん)のツアー客のガイド役を務め、鶴岡市の旧藩校致道館などを、練習を重ねた語りで案内した。

 鶴岡信金はさいしんに働き掛け、ツアー誘致を実現。今月初めから来月末まで29班体制で顧客ら計約3000人がそれぞれ2泊3日の日程で、庄内を中心にした県内ツアーに訪れている。

 鶴岡信金では、役職員を挙げてツアーを支援しようと、全班に職員が1人ずつ同行しているほか、鶴岡市中心部の案内を依頼している市観光ガイド協議会のメンバーが研修で不在となるこの日と来月20日は、代役でガイドを務めることにした。そのため若手職員約30人が6月、8月、9月初めの計3回、致道館などで研修を重ねた。

 この日はさいしんのツアー第8班の92人が3グループに分かれて来鶴。鶴岡信金の職員が2人ずつ各グループにつき、致道館、大寶館、藤沢周平記念館を案内した。

 相馬智さん(25)と今田真理子さん(22)の職員ペアは致道館で、藩校の歴史や西郷隆盛と庄内のかかわり、「御居間は戊辰戦争の際、官軍参謀の黒田清隆と庄内藩主が降伏の調印を行った」などと解説。さいしんの担当者は「一生懸命さが伝わってきて、うれしい」と話していた。

 鶴岡信金広報課では「若手職員が地元の歴史や文化を学ぶ良い機会にもなった。今回の学びを、おもてなしの心とともに今後の業務に生かしていきたい」としている。

さいしんのツアー客に致道館の歴史を説明する鶴岡信金の若手職員(左)
さいしんのツアー客に致道館の歴史を説明する鶴岡信金の若手職員(左)


2010年(平成22年) 9月16日(木)付紙面より

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「つや姫」デビュー間近 鶴岡市で刈り取り

 間もなく本格デビューする期待の県産米新品種「つや姫」の刈り取りが14日、鶴岡市上山添地区のほ場で行われた。前日の大雨にも倒れることなく、順調に刈り取られた。

 この日刈り取ったのは、上山添の菅原和行さん(49)。父親の春治さん(73)と交代でコンバインを運転し、作付けした0・84ヘクタールすべてを約3時間かけて刈り取った。

 菅原さんがつや姫を栽培したのは今年が初めて。猛暑にも強く、刈り取り前日の大雨でひとめぼれはかなり倒れたのに対し、全く倒れず耐倒伏性の高さも実感したという。

 菅原さんは今年、すでにひとめぼれ、コシヒカリを刈り取って検査を受けており、ひとめぼれは猛暑による「背白粒」によって2等米、コシヒカリは1等米の判定だった。この日のつや姫は17日に検査を受ける。すべて減農薬・減化学肥料の特別栽培米で、地元の産直や全国の消費者への予約で、「すでにほぼ完売状態」という。

 菅原さんは「品質的にはまずまずのものができた。コシヒカリに近い品種なので、判定も同様に高いと思う」とみる。

 また、今秋が本格デビューということについて、「期待もあるが、実績がないだけに、評価が低ければ二度と振り向いてもらえない怖さもある。県などには一層のPRと、品質向上に向けた取り組みを強化してもらいたい」と話していた。

 県庄内総合支庁農業技術普及課によると、今夏は高温で白粒米が出た1999年と似た天候で推移したため、水稲全般に品質悪化が懸念されるが、つや姫はコシヒカリよりも暑さに強いという。つや姫の刈り取り適期は18日ごろから今月いっぱいを見込んでいる。

本格デビューする「つや姫」が刈り取られた=14日、鶴岡市上山添
本格デビューする「つや姫」が刈り取られた=14日、鶴岡市上山添



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