2012年(平成24年) 11月14日(水)付紙面より
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鶴岡市の鶴岡北高校(齋藤隆校長)の1年生たちが12日、近くの朝暘第三小学校(渡會晃校長)で英語の出前授業を行った。歌やかるたゲームを交えた授業を通して、児童たちから楽しく英語を学んでもらった。
生徒たちにコミュニケーション能力や教える力を養ってもらうとともに、英語の授業を通して近隣校同士の交流を深めることを目的に、鶴岡北高の呼び掛けで今回初めて実施した。
この日は、北高1年2組の生徒40人が“先生役”を務め、6年生4クラス約120人に授業。大判用紙のイラストに記された頭や目など体の部分の英単語を練習したり、ジェスチャーしながら英語で歌ったほか、英文の内容と一致する日本語で書かれた単語カードを取るかるたゲームなど、いずれも生徒たちが手作りした教材を使って授業した。
このうち、かるたゲームでは、生徒が英文を読み上げると児童たちは「分かった」と夢中で正解のカードに手を伸ばすなどしていた。終始各クラスでは笑顔があふれ、互いに楽しみながら授業に取り組んでいた。
鶴岡北高の長岡真由さん(16)は「小学生たちが分かるように授業することがとても難しかった。人に教えることを学ぶことができてとても良かった」と話していた。
同校では来月13日に同様の出前授業を行うことにしている。