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2015年(平成27年) 7月11日(土)付紙面より

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豊かな森と海の関係 体験的に学ぶ

 酒田市山楯の「悠々の杜」で9日、酒田第一中学校(梅木仁校長)の1年生らが遊歩道作りに取り組み、木質チップを運んで敷く作業などを通じ、森と海の関係などを体験的に学んだ。

 悠々の杜は、温泉施設「アイアイ平田」周辺の市有地を中心にした広さ7・74ヘクタール。地元住民らによる悠々の杜推進協議会(加藤寛英会長)が市民の憩い、教育の場として整備している。今回は、2011年から整備に関わっている認定NPO法人「ひらた里山の会」(佐藤忠智理事長)が中心になり、来年に庄内で開かれる全国豊かな海づくり大会記念事業として、酒田一中や同推進協議会、県、市と連携して実施した。

 酒田一中の1年生約150人は初め、アイアイ平田で関係者の講話を聞き、豊かな森の水が海の魚介類を育てることなどを学んだ。その後、悠々の杜の遊歩道(幅約2・4メートル、延長約100メートル)で、枯れ草を取り除いたり、地元の杉の間伐材などを砕いた木質チップ24立方メートルを袋に詰めて運んだり、丁寧に敷きならしたりした。

 讃岐春香さん(13)は「森を育てることが豊かな川や海を育てることを知った。地域のためになる活動を楽しみながらできた」、小松拓登君(12)は「人のためになることをできるのは良いこと。みんなで協力して一緒にやるのは楽しい」と話した。

 ひらた里山の会によると、木質チップは雑草の発生を抑えるとともに、人が歩くときの緩衝材にもなる。同会では昨年11月には同杜で遊歩道延長約50メートルに敷いており、今後も同約350メートルに敷く。また、杜の南西0・44ヘクタールにケヤキやヤマザクラなど約50本を植樹する計画も進めている。

悠々の杜の遊歩道に木質チップを敷く酒田一中の生徒たち
悠々の杜の遊歩道に木質チップを敷く酒田一中の生徒たち



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