2015年(平成27年) 7月12日(日)付紙面より
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鶴岡市由良地区の漁業者らで立ち上げた「一般社団法人海の駅ゆら」(佐藤義男理事長)の産直が11日、由良コミュニティセンターそばの旧フィッシングセンター施設にオープンした。開店とともに観光客や市民らが訪れ、地元をはじめ庄内産の旬の岩ガキなどを買い求めていた。
海の駅ゆら産直は、8月20日までは無休で毎日午前9時―午後5時に営業。初日は殻付きの岩ガキ1個を中型350円、大型398円で販売したほか、大型の焼き岩ガキと生食をそれぞれ1個440円で提供。このほかモズク、イカの塩辛などを販売した。
開店の9時を待って訪れた庄内町の60代夫婦は「岩ガキはおいしい旬のものでもあり、夏ばて防止にもなる。磯の香りがする産直で購入できるのが雰囲気的にもいい。何度でも足を運びたい。秋以降は何が販売されるか楽しみ」と話した。関東方面からの観光客も立ち寄り、「ちょうど開店といういい日に来た。特産の岩ガキを存分に食べたい」と話していた。飲食コーナーでは早速家族連れらが足を運び、生や焼き岩ガキに「浜で食べるプリプリの岩ガキはおいしい」と舌鼓を打っていた。
産直施設には「予約はできますか」といった問い合わせが多く反響も大きく、担当者は「由良の産直をどんどんアピールしていく」と意気込んでいた。夏場以降は漁の状況に応じてアワビ、サケ、岩ノリ、寒鱈(だら)などの鮮魚や加工品を販売していく。問い合わせは、海の駅ゆら=電0235(64)0384=へ。