2017年(平成29年) 1月25日(水)付紙面より
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鶴岡市の朝暘第四小学校(本間正芳校長、児童565人)で24日、3年生90人が和菓子作りを体験。地元の菓子職人から教わりながらツバキや犬をかたどった練り切りを作り、鶴岡の和菓子文化に触れた。
3年生が総合学習で取り組んでいる鶴岡の魅力を学ぶ学習の一環。3年目となる本年度も学区内にある菓子店「遠州屋」の協力で、齋藤進代表(79)と職人の2人が同校を訪問。3年生3クラスがクラスごとに体験した。
このうち3年2組では、アニメキャラクターをかたどったクッキーの顔を仕上げた後、ようかんを型抜きした耳などを付けた犬と、竹串を使って花びらを表現した桃色のツバキの2種類の練り切り作りに挑戦。
齋藤代表らの実演に続いて、子どもたちが丸めたあんこを色の付いた生地で包み、ツバキは竹串で引いた線と指で押した跡だけのシンプルさで表現。「かわいくできた」「ちょっと変」などと言いながら、それぞれ完成させた。
齋藤優音君(9)は「楽しかった。家に持って帰り、家族に見せてから自分で食べたい」と話していた。
2017年(平成29年) 1月25日(水)付紙面より
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三川町の東郷小学校(佐藤俊明校長、児童119人)で23日、邦楽教室が開かれ、5年生たちが箏と尺八の演奏を体験した。
教室は箏や尺八の音色や音の響きを味わうとともに、日本の音楽や楽器に対する関心を深めてもらおうと、毎年この時期、5年生を対象に開催している。
この日は鶴岡玉琴会(植松智子代表)から植松代表と野口ツネ子さん、荘内竹道会(渡部滋鶴会長)から渡部会長と安達浩正さんの4人が訪れ、5年生25人が参加。初めに箏と尺八の合奏で「さくら」などの演奏を聴き、2グループに分かれて演奏を体験した。
箏のグループでは「さくら」の演奏に挑戦。講師から「きれいな音を出すには親指をぐっと押さえて演奏すること」とポイントを聞き、子どもたちは一つ一つ慎重に弦を弾いていた。また、尺八のグループでは「風を尺八の中に半分、外に半分送る気持ちで」と説明され一生懸命取り組み「難しい」「音が出ない」と演奏の難しさを体験していた。
土田凛央音さん(11)は「箏は先生が隣で丁寧に教えてくれたので弾くことができた。尺八はたくさん息を吸って吐くのが大変だったけど音が出てうれしかった」と話していた。