2017年(平成29年) 4月19日(水)付紙面より
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鶴岡市馬場町の鶴岡信用金庫(佐藤祐司理事長)の8階屋上にこいのぼりが掲げられ、大きな真鯉(まごい)や小さな緋(ひ)鯉の家族が春の風を受けて気持ち良さそうに泳いでいる。5月中旬ごろまで飾っている。
同金庫は20年ほど前から毎年この時期、市民や職員から譲り受けるなどしたこいのぼりを飾っている。
今年は4月4日からスタート。本部の8階屋上と隣の本店営業部の3階屋上にワイヤを張り、大小24匹を飾り付けた。17日は内川沿いにある見頃の桜並木を見下ろして気持ち良さそうに泳いでいた。
同金庫総合企画部の担当者によると「市民の方からも元気に泳ぐ姿を楽しみにしてもらっており、風物詩として定着しつつある」という。こいのぼりは雨天や強風を除く平日の午前9時ごろから夕方まで飾られる。
2017年(平成29年) 4月19日(水)付紙面より
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小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が18日、全国で一斉に実施された。本県では、小学5年生と中学2年生を対象に探究型学習の成果などを把握するための「学力等調査」も初めて同時に行われた。結果はともに今年8月下旬ごろから9月ごろにかけ、各校に通知される予定。
全国学力テストは2007年度に始まり、原則として毎年、全ての小・中学校を対象に実施。県教育庁義務教育課によると、今年の県内の参加予定(義務教育学校や特別支援学校など含む)は、小学校が248校の8974人、中学校が98校の9984人。問題は、国語と算数(数学)の2教科でそれぞれ、基本的な学力を問うA問題と、活用力を問うB問題の2種。
一方、県の学力等調査は本県独自に、教科の枠を超えた探究型学習の成果と、生活・学習状況などを把握、分析するもので、2016年1月に一部の学校で試行、同年10月に原則として県内の全小・中学校で実施し、本格実施は今回が2回目。全国学力テストと同時に行うのは今回が初となる。県教育庁義務教育課によると、参加予定(義務教育学校や特別支援学校など含む)は、小学校が250校の9252人、中学校が103校の9708人。特定の教科はなく、複数の教科をまたぐ合科的なもので、学習状況では睡眠や食事、学習時間、テレビやゲームの利用状況なども尋ねるもの。
この日、酒田市の浜田小学校の6年生の教室では、午前8時間半から全国学力テストの問題用紙が配布され、子どもたちは少し緊張した表情で担任の注意説明を聞いていた。
県教育庁義務教育課では「国の調査結果公表に合わせ、県も公表できるようにしたい。両調査を通じ、指導の在り方や授業の改善を図っていきたい」としている。