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2017年(平成29年) 8月2日(水)付紙面より

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陸上女子円盤投げ 齋藤が初優勝

 全国高校総合体育大会(南東北インターハイ)は大会3日目の31日、天童市のNDソフトスタジアム山形で陸上競技が行われた。女子円盤投げに出場した齋藤真希選手(16)=鶴岡工業高2年=が、決勝で大会記録(49メートル15)まで約40センチに迫る48メートル76を記録し優勝した。今大会の陸上で県勢の優勝は初めて。また、インターハイの女子円盤投げで県勢が優勝したのは第32回大会(1979年)以来38年ぶりの快挙。齋藤選手は「地元開催で応援の声が力になった。とてもうれしい」と喜びの声を上げた。

 齋藤選手は昨年6月の日本選手権で高校歴代4位となる49メートル65を記録し、同年のインターハイで優勝候補に挙げられたが、全国大会の雰囲気にのまれ準優勝。今年は5月のアジアユース選手権に日本代表として出場し、4位入賞するなど大舞台での経験を重ねて今大会に臨んだ。

 この日はやや向かい風が強い中、齋藤選手は低めに投げることを意識。予選の1投目で46メートル90を出し予選突破が確定した。上位13人で行われた決勝は、1投目で47メートル01を記録するとスタンドから「おおー」とどよめきが起こった。2投目はファウル、3投目は45メートル65と記録を伸ばせなかったが、4投目で46メートル77を記録。さらに5投目でこの日のベストとなる48メートル76を投げ、2位に3メートル近い大差をつけて優勝を決めた。

 競技後のインタビューで齋藤選手は「部活や陸連の仲間が応援に来てくれて、声援がとても力になった。記録としてはまだまだ足りないので、さらに練習を重ねていきたい」と笑顔。「来年は連覇を狙いたい。全ての高校の大会で優勝できるよう頑張ります」と決意を示した。

 このほか、同競技に出場した渡部結衣選手(鶴岡北高3年)は、40メートル69の記録で予選を突破したが決勝で記録を伸ばせず11位となった。

表彰台で賞状とトロフィーを手に、笑顔を見せる齋藤選手
表彰台で賞状とトロフィーを手に、笑顔を見せる齋藤選手


2017年(平成29年) 8月2日(水)付紙面より

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目標は東京五輪

 クレー射撃の大川明久さん(26)=鶴岡市本町二丁目、大川火薬銃砲店=が、8月下旬からロシアで開かれる世界選手権と8月3日からカザフスタンで開催されるアジア選手権に出場する。競技を始めて5年ほどだが、頭角を現し、初の国際大会出場権を手にした。7月30日には、地元関係者による激励会があり、大川さんは「2020年の東京オリンピック出場を目指したい」と意欲を見せた。

 大川さんは、15メートル先の機械から時速100キロ前後で飛び出す皿状のクレーを撃つトラップ競技が専門。大学卒業後、家業に携わると同時に競技を始め、月山高原にある鶴岡市羽黒射撃場を中心に練習を積んでいる。現在、日本クレー射撃協会の強化育成選手にも選ばれている。

 今年5月と6月に世界選手権の日本代表選考会に初めて出場し、好成績を挙げ、男子の日本代表2人のうちの1人に選ばれた。併せてアジア選手権の代表にも選出された。

 激励会は、鶴岡クレー射撃協会の長谷川正会長(山形サンダー代表取締役)が発起人代表になって開催し、同協会のメンバーや須貝昇県クレー射撃協会会長、地元の猟友会関係者、大川さんの友人や知人ら約130人が出席。長谷川会長や来賓代表の渡部正芳鶴岡市体育協会会長、須貝会長、小野木覺全国商工会連合会副会長が「初の国際大会の経験を、東京オリンピックに向けた糧にしてほしい」などエールを送り、吉村美栄子知事の激励メッセージが披露された。

 各方面からの激励を受け大川さんは、東京五輪の開催が競技を始めた理由の一つと話し、「世界の壁は厚いと思うが、東京オリンピックのメダルに向けた第一歩となる射撃をしてくる」と力強く決意を語った。

世界選手権とアジア選手権出場の激励会で、決意表明する大川さん=7月30日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡
世界選手権とアジア選手権出場の激励会で、決意表明する大川さん=7月30日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡



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