2017年(平成29年) 10月7日(土)付紙面より
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国際協力機構(JICA)の青年研修プログラムで庄内町を訪れているラオス人民民主共和国の青年行政官らが5日、庄内町役場を表敬訪問し、原田眞樹町長と懇談した。一行は5―17日の日程で庄内町における農業と農産物加工・販売などについて学ぶ。
庄内町国際交流協会(渡會晃会長)がプログラムを作成し、研修を受け入れている。ラオスの若手行政官らが訪れるのは今回で5年目。
今年は20―30代の若手行政官10人が参加し、「中小企業振興」をテーマに農業と農産物加工・販売業、観光産業などを中心とした研修を行う。庄内町を中心に庄内地域各所を訪れ、マルハチやハナブサ醤油、クラッセ、6次産業化施設などを見学するほか、東北公益文科大大学院でアジアビジネスコースを受講する学生と交流する。
表敬訪問では、原田町長が「私がラオスを訪問した時に心優しく迎えてくれたことを覚えている。研修を通して日本とラオスの関係がより良いものになることを祈る」とあいさつ。研修員代表のラオス産業商業省のスラマニー・ニランラットさん(30)は「中小企業振興について見学できるのを楽しみにしている。できるだけ多くのことを学び、国に帰ってそれぞれの職場で生かしたい」と話していた。
2017年(平成29年) 10月7日(土)付紙面より
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鶴岡北高校(土田真一校長)で3日、2年生を対象にしたキャリア教育プログラムが行われ、地元で働く卒業生ら女性6人を迎え、経験や仕事についての話を聞き、将来を考える一助とした。
卒業生による講演、その後の自己分析、グループワークなどを通し、卒業後の人生やキャリア形成に向けて具体的に考える機会にと総合学習の時間を活用して企画。プログラム構成にはヤマガタデザイン社などが協力した。
この日は、2年生157人が参加。鶴岡ナリワイプロジェクトチームリーダーで上山市出身の井東敬子さん、東京出身でIターンしたJAXA(ジャクサ、宇宙航空研究開発機構)勤務経験のある佐藤涼子さん、いずれもOGで高研勤務の鈴木沙耶さん、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ勤務の丸山裕喜さん、スパイバー勤務の広田智瑛さん、ヤマガタデザイン勤務の高木知さんの20―50代の6人を迎え、高校時代や現在の職業に就くまでの経験、働く楽しさなどを伝えた。
「高校も楽しかったけれど。自分で選択、挑戦することができる今が楽しい」「仕事も勉強も日々の積み重ねが大切」「年齢を重ねるごとに楽しくなる」など前向きなメッセージが送られ、生徒たちはちょっと前に迫った“人生の選択”について視野を広げていた。