2017年(平成29年) 5月20日(土)付紙面より
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酒田市の亀ケ崎小学校(大谷智之校長、468人)の4年生が17日、同市の最上川右岸の河川公園で清掃活動を繰り広げた。
同校は2014年4月、旧亀城小と旧港南小が統合して誕生。河川公園の清掃は港南小が1981年から全校行事として行ってきたもので、統合後は4年生が地域の環境学習の一環で継続している。今年は児童78人と国土交通省酒田河川国道事務所、市職員ら、合わせて約110人が参加した。
開会式では、国交省酒田河川国道事務所酒田出張所の簗場賢一所長が「最上川は全国で7番目、単一県を流れる川としては一番大きい川。この川の水は、みんなの飲み水や工場、田んぼに使われている」、大谷校長が「その辺に落ちているごみの多くは、捨てようと思って捨てたものでなく、ちょっとした気の緩みで風に飛ばされたりしたもの。ごみを減らすため自分たちに何ができるか考えて」とそれぞれあいさつした。
児童たちは分別用の4種のごみ袋とトングを持って河川公園に繰り出し、ペットボトルや空き缶、ビニール袋などを次々に拾った。高橋杏生君(9)は「港南小の人たちがずっと続けてきたこと。大変だけど、頑張りたい。校長先生の話を聞き、みんなに『ごみを捨てないように気を付けよう』と言いたいと思った」と話した。
2017年(平成29年) 5月20日(土)付紙面より
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鶴岡市の常念寺保育園(渡邊成孝園長、園児156人)の植樹祭が19日、同園そばのなかよし広場で行われ、園児たちが祖父母や地域のお年寄りたちと一緒に15種類の野菜の苗植えと種まきをした。
同園が1952(昭和27)年の設立以来力を入れている、命の大切さや尊さを知る保育の一環で、毎年行っている恒例の行事。園児たちは水やりなどの世話を通じて野菜の成長を見守り、収穫や調理まで体験することで生命の尊さに触れている。祖父母や地域のお年寄りたちとの世代間交流の機会にもなっている。
この日の植樹祭には3―5歳児87人と祖父母ら合わせて約120人が参加。なかよし広場の敷地内にある畑に、お年寄りたちから教えてもらいながら、サツマイモやキュウリ、トマト、ピーマン、ナス、スイカなど12種類の苗を植えたほか、ダイコン、ニンジン、青豆の種をまき、小さなじょうろで水を掛けていた。
佐藤心結(みゆ)ちゃん(6)は「サツマイモとピーマンの苗を植えて、青豆の種をまいたよ。大きく、おいしくなるように水をやって育てます」と笑顔で話していた。収穫した野菜は園児たちが調理するなどして食べるほか、秋にはお年寄りを招待して収穫祭を行う予定。