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荘内日報ニュース


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2018年(平成30年) 2月6日(火)付紙面より

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鶴岡市関川節分行事 「鬼っ子」元気に家々巡る

 鶴岡市温海地域の関川集落で3日夜、地元の子どもたちが「鬼っ子」と呼ばれる節分の鬼役を務め、集落内の家々を巡る節分行事が繰り広げられた。元気に訪問する鬼っ子たちに豆をまいて無病息災を願い、菓子などでもてなした。

 関川集落に古くから伝わる伝統行事。住民の話によると、小学生以下の子どもたちが50人ほどいた70年前は、近隣や親戚などの範囲で訪問していたが、子どもが少なくなるにつれて、不幸のあった家などを除いて村中を巡るようになっていったという。もてなしを受ける鬼っ子にとって楽しい行事であるとともに、数人の規模になった現在は特に、迎え入れる各家にとっても集落内の子どもたちの成長を確認でき、家の中がにぎやかになる特別な日だ。

 今年は3歳児から小学6年生までの計7人が参加。訪問先でどっさりもらうお菓子を入れるため、いずれも空の大きな袋やリュックを持って準備は万端。午後4時すぎから受け入れ準備が整ったところから順次訪問を始めた。

 鬼っ子たちの訪問に主人らが歓迎。最初の訪問先の野尻広幸さん(78)方では、茶の間に招き入れると、神棚に供えておいた升を手に「鬼は外、福は内」と笑顔の子どもたちにいった大豆や、落花生を浴びせた。子どもたちは「全部拾えよー」との言い付けをちゃんと守って、床に散らばった豆を一生懸命かき集めていた。

 この日は計16戸を訪問。各家でジュースや菓子パンなどでもてなしを受け、午後8時すぎまでかかった。住人たちは「大きくなったのー」「お父さんさそっくりだ」と目を細めるとともに、「これしかいねが」「さみしぐなるの」とこぼした。

 春から中学生になるため最後の鬼っ子となった五十嵐柊人君(12)=あつみ小6年=は「みんなに歓迎してもらってうれしい。こういういい行事があるのをみんなに知ってもらえれば関川に住む人も増えるかも。来年から参加できないのは寂しいけど、弟の付き添いで参加したい」と話した。

関川集落に伝わる節分行事で、家々を訪問する鬼っ子に主人らが豆を浴びせた
関川集落に伝わる節分行事で、家々を訪問する鬼っ子に主人らが豆を浴びせた


2018年(平成30年) 2月6日(火)付紙面より

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鶴岡英語教育「小中高大連携プログラム」

 県教育委員会が、英語教育推進に向け鶴岡市をモデル地区に指定して進めている「小中高大連携プログラム」の成果発表会が3日、同市の出羽庄内国際村で行われ、研究推進校の7校の担当教員が本年度までの3年間の取り組み内容を報告した。モデル事業は本年度が最終年度となり、県教委などは新年度以降、推進校での取り組み成果を各小中学校に拡大させる考え。

 小学5、6年生の英語教科化など2018年度から全面実施される次期学習指導要領を踏まえ、県教委が文部科学省委託の「英語教育強化地域拠点事業」の採択を得て、小学3年から高校3年まで10年間を見通した体系的な英語指導方法の研究と開発を目的に、15年度から3年間にわたるモデル事業を実施している。研究推進は朝暘三、朝暘五、京田、栄の4小学校、鶴岡二中、鶴岡南、鶴岡中央の2高校の計7校。

 発表会には各推進校の担当教員や県内外の教員ら約80人が参加した。モデル事業では▽英語を通して自分の気持ちや考えを表現できる▽生まれ育った地域の魅力を英語で発信できる―をテーマに据え、小学校では通常の授業時間に加え15分間の短時間の「モジュール授業」と連携させて取り組みを進めた。

 発表では小学校側から英語で楽しむことに重点を置いた各校独自の取り組み、ゲームや英語劇、外国語指導助手(ALT)や英語支援教員らとの交流などの実践例が紹介され、「英語がALTに伝わると感動する児童が多くいた」「高校生を迎えた授業では、英語を話す高校生たちに憧れを持つ姿があった」などの報告があった。

 また、鶴岡二中の担当教員は総合学習の時間を使った「特設英語」の授業の取り組みも紹介し、「英語を極力使う授業を行った。3年間の取り組みで、積極的に英語を話そうとする生徒、英語で自分の思いを伝えようとする生徒が増え、意欲が高まってきた。話す、聞く、書く、長文を読み取るといった総合的な英語力の向上が見られる」と報告していた。
           
 小学5、6年生の英語教科化など2018年度から全面実施される次期学習指導要領を踏まえ、県教委が文部科学省委託の「英語教育強化地域拠点事業」の採択を得て、小学3年から高校3年まで10年間を見通した体系的な英語指導方法の研究と開発を目的に、15年度から3年間にわたるモデル事業を実施している。研究推進は朝暘三、朝暘五、京田、栄の4小学校、鶴岡二中、鶴岡南、鶴岡中央の2高校の計7校。

 発表会には各推進校の担当教員や県内外の教員ら約80人が参加した。モデル事業では▽英語を通して自分の気持ちや考えを表現できる▽生まれ育った地域の魅力を英語で発信できる―をテーマに据え、小学校では通常の授業時間に加え15分間の短時間の「モジュール授業」と連携させて取り組みを進めた。

 発表では小学校側から英語で楽しむことに重点を置いた各校独自の取り組み、ゲームや英語劇、外国語指導助手(ALT)や英語支援教員らとの交流などの実践例が紹介され、「英語がALTに伝わると感動する児童が多くいた」「高校生を迎えた授業では、英語を話す高校生たちに憧れを持つ姿があった」などの報告があった。

 また、鶴岡二中の担当教員は総合学習の時間を使った「特設英語」の授業の取り組みも紹介し、「英語を極力使う授業を行った。3年間の取り組みで、積極的に英語を話そうとする生徒、英語で自分の思いを伝えようとする生徒が増え、意欲が高まってきた。話す、聞く、書く、長文を読み取るといった総合的な英語力の向上が見られる」と報告していた。
          
           

県内外の教員が集まり、研究推進校の3年間にわたる取り組み成果を聞いた
県内外の教員が集まり、研究推進校の3年間にわたる取り組み成果を聞いた



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