2018年(平成30年) 3月14日(水)付紙面より
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今月18日に開通する国道47号余目酒田道路の庄内町廻館―酒田市新堀間(6・8キロ)の現地見学会が12、13の両日、庄内町余目の余目交差点などで行われ、余目第一小学校(阿部雅彦校長、児童236人)の児童や近隣住民が本線上を歩いたり、通行時の注意事項を学んだりした。
今回の開通で廻館―酒田市東町間12・7キロの余目酒田道路は全線供用となる。見学会は工事を進めてきた国土交通省酒田河川国道事務所(赤城尚宏所長)と庄内町が、道路整備への理解を深めるとともに、誤進入や逆走などの事故を防ごうと実施した。
12日午前、地元の余目一小の児童を対象にした見学会には、希望した1―6年生44人と引率教員が参加。余目交差点近くの接続道路で酒田河川国道事務所職員から、道路整備の経緯や「完成すると、街なかの渋滞が減り、交通事故が少なくなる。酒田港の荷物の行き来が活発になり、観光も盛んになる」といった話を聞いた。その後、子どもたちは本線上を廻館方面に向かい、往復約1キロにわたり歩いた。高架になっている道路上から自分たちの学校を見つけたり、「今日はいいよ」と言われ道路上にゴロゴロと寝転び、歓声を上げた。
5年生の秋葉啓琶君(11)は「下から見るより標識が大きく見えた。街なかの事故が減れば安全になり、いいと思う」と話した。
酒田河川国道事務所の大友武彦副所長は「自動車専用道路なので、開通後は歩く機会がなく、良い思い出になれば。また、子どもの頃から道路整備の意義などを考えるきっかけになればうれしい」と話した。
近隣住民向けの説明会は12日午後に1回、13日に3回の計4回行われ、バスで移動しながら余目東(廻館)、余目、新堀の各交差点の通行方法などが説明された。
2018年(平成30年) 3月14日(水)付紙面より
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庄内を中心とした和太鼓団体が一堂に会す「第18回東日本大震災復興支援公演 鶴岡太鼓フェスティバル」が11日、鶴岡市の荘銀タクト鶴岡で開かれ、出演団体が迫力ある演奏を繰り広げた。
和太鼓文化を継承し発展させようと、出演団体が実行委員会(鈴木泰蔵代表)を組織し2001年から毎年開催している。東日本大震災後の12年からは「復興支援公演」と銘打ち、被災地の和太鼓団体をゲストに招くとともに入場料の一部や会場で行った募金を被災地に送るなど支援を続けている。
今回はゲストの「利府太鼓」(宮城県)を含め、庄内地域を中心に米沢市や戸沢村などから17団体約100人が出演した。
ステージは出演団体合同の「電光石火」で幕開け。それぞれそろいの衣装に身を包んだ各団体メンバーらは巧みなばちさばきで観客を魅了し、「セイヤッ」「ハイッ」と威勢のいい掛け声を上げながら一糸乱れぬ演奏を披露した。演奏が終わるたびに会場からは大きな拍手が送られた。