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2018年(平成30年) 5月5日(土)付け紙面より

20年に1度 王祇様の衣布“衣替え”

 鶴岡市黒川地区の鎮守・春日神社(難波玉記宮司)で3日、20年に1度の式年祭が行われた。節目の年に合わせ、同神社の神霊が宿る王祇様はその身を包む衣布を“衣替え”。神職や氏子たちの行列が境内をくねり、王祇様の真新しい衣布姿が見物客にお披露目された。

 春日大社(奈良県)の「式年造替(ぞうたい)」や、伊勢神宮(三重県)の「式年遷宮」に代表されるように、神道は20年に1度の周期で社の建て替え、境内の整備などを行い、古い場所の汚れをはらう。

 春日神社も20年に1度の周期で式年祭を行っており、今回は1998年以来となる。節目の年に合わせて同神社は境内の整備を進め、黒川地区の氏子が伝えてきた黒川能(国指定重要無形民俗文化財)に関する歌を刻んだ歌碑11基を建立した。いずれも高さ約1メートルで、刻まれた歌は旧庄内藩主酒井家17代当主の故酒井忠明さんをはじめ、全国各地の歌人のもの。

 王祇様の衣替えは、式年祭の1週間ほど前から神職の手で行われる。一般人には見られることのないように、王祇様を包む衣布が新しいものに替えられる。

 この日は午前中に例大祭、午後から式年祭が行われた。本殿で祝詞奏上に続き、稚児による弓舞、獅子舞、盃事(さかずきごと)の儀といった神事が繰り広げられた。その後、神職や氏子など120人余りによる「御王祇御衣替行列」が境内をくねり、新しい姿となった上下両座の王祇様2柱がお披露目された。あいにくの雨天となったが境内には多くの見物客が集まり、行列の様子を写真に収めるなどしていた。

王祇様が新しい衣布に身を包んだ姿がお披露目され、氏子などによる行列が境内をくねった
王祇様が新しい衣布に身を包んだ姿がお披露目され、氏子などによる行列が境内をくねった

20年の節目に合わせ、境内には11基の歌碑が建立された
20年の節目に合わせ、境内には11基の歌碑が建立された


2018年(平成30年) 5月5日(土)付け紙面より

「山戸能」と「山五十川歌舞伎」 地元役者が熱演

 鶴岡市山五十川の河内神社で3日、例祭の「春祭典」が行われた。同地区に伝わる「山戸能」と「山五十川歌舞伎」の2つの県指定無形民俗文化財が同神社境内の古典芸能伝承館で奉納上演され、地区内外から集まった観客が役者の熱演を楽しんだ。

 山戸能は平安時代初期、能楽に有能な人が始め、その後同市黒川地区から移住した人たちが多くの演目を伝えたとされる。また、山五十川歌舞伎は江戸時代中期、神事に伴う村芝居として始まったという。

 現在は山五十川古典芸能保存会(佐藤三吉会長)の下、山戸能一座(三浦市樹座長)と山五十川歌舞伎一座(尾上菊之丞座長)がそれぞれ伝承している。一つの集落で能と歌舞伎の両方が受け継がれている例は全国でもまれで、能は1964年、歌舞伎は86年に県の文化財に指定された。

 能の上演は「座揃囃子(ざぞろいばやし)」に始まり稚児舞の「恋慕の舞」、天下太平や五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「式三番」、酒好きの猩々(しょうじょう)が親孝行の高風に酌めども尽きぬ酒つぼを与えた番能「猩々」を披露。

 続く歌舞伎は十数年ぶりの「箱根霊験躄仇討(れいげんいざりのあだうち)『箱根山中施行の場』」を上演。役者がせりふを決めて見えを切ると、地元住民から「いいぞ」と声援が飛び、県内外から訪れた観客からは大きな拍手が送られた。

地元の子どもたちも演じた「山戸能」
地元の子どもたちも演じた「山戸能」

「山五十川歌舞伎」では役者たちの熱演に大きな拍手
「山五十川歌舞伎」では役者たちの熱演に大きな拍手



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