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2018年(平成30年) 6月7日(木)付け紙面より

安全航海と豊漁願い日本海へ 酒田港で中型イカ釣り船団出航式

 日本海を回遊するスルメイカを追う中型イカ釣り船団の出航式が6日、酒田市の酒田港袖岡埠頭(ふとう)で行われ、乗組員たちが安全航海・豊漁への思いを新たに、来年2月ごろまで約8カ月間にわたる操業に出航した。

 150トン級の船で船団を組み、日本海中央部の好漁場・大和堆を中心に、島根県沖からオホーツク海まで操業、「船凍イカ」として水揚げする。本県関係の船は北海道や石川県の船と共に13隻で山形県船友漁撈長会(山形船団)を組織し、全国屈指の水揚げを誇っている。大半の船の漁撈長が酒田市飛島の出身だ。

 出航式は、酒田港への水揚げの約8割の約17億円(2016年度)がスルメイカという「いかのまち酒田」をアピールし、漁業振興につなげようと、市と県漁業協同組合が中心になって2006年から毎年この時期に実施。今年は船団のうち9隻が酒田港に集結。午前10時から善寳寺(鶴岡市)の僧侶による航海安全の祈祷(きとう)に続き、式典には乗組員約90人と、若松正俊副知事や小野幸作県議会副議長らの来賓を合わせ約130人が出席した。

 主催者あいさつで、県漁協の本間昭志組合長は「昨年は北朝鮮のミサイル発射や違法操業の問題があり、県や国に対策を要請した。まずは安全・安心、円滑な操業に努力を」、酒田市の矢口明子副市長は「酒田船凍イカの商標登録でブランド化する準備を進めている。体に気を付けたくさんの水揚げを」と激励した。

 来賓祝辞に続き、山形船団の佐藤長悦郎船団長(68)=第38正徳丸漁撈長、鶴岡市小波渡=が「酒田港は江戸時代から北前船で栄えてきた。私たちが水揚げすることで、以前の活気を取り戻すことに貢献できる。各船の大漁と航海安全を祈る」と決意を述べた。

 その後、酒田舞娘(まいこ)が佐藤船団長に花束を贈呈し、「花笠音頭」などを舞い、花を添えた。船団は正午ごろ、家族らに見送られ出航した。まずは能登沖に行き、様子を見ながら操業場所を変えていくという。

安全航海・豊漁への決意を述べた佐藤船団長(右前)。後ろは乗組員たち
安全航海・豊漁への決意を述べた佐藤船団長(右前)。後ろは乗組員たち


2018年(平成30年) 6月7日(木)付け紙面より

生育順調、糖度も十分 鶴岡産ネットメロン初出荷式

 庄内の夏の味覚・鶴岡産ネットメロンの初出荷式が6日、鶴岡市のJA鶴岡西郷選果場で行われた。初出荷分で1農家が生産したハウス物のアンデスメロン396ケースが関東などへ発送された。地元では7日から店頭に並ぶという。

 JA鶴岡によると、5月下旬ごろからの好天で順調に生育。天候不順で苦しんだ昨年の実績と比べ、アンデス、同JAオリジナル品種の鶴姫と鶴姫レッドを合わせて、約5万ケース増の計約55万ケース(約2750トン)の出荷を見込む。ハウス物は7月下旬ごろまでで、露地物は7月上旬から8月下旬と続く。

 この日選果場には午前7時半ごろから大玉を詰めた箱が次々と搬入された。品質検査の糖度の項目は、基準値14度を大きく上回る17度だった。

 搬入と検査の後、出荷式が行われ、関係者約60人が出席。神事に続いてJA鶴岡の佐藤茂一代表理事組合長らがテープカット。東京の大田市場などへ出発するトラックを見送った。

 生産者の本間卓さん(42)=鶴岡市千安京田=は「今年4月から5月初めは例年に比べて寒く、水や温度管理が大変だった。糖度が高く仕上がり一安心。苦労した分、おいしく食べてもらいたい」と話した。

初出荷を迎えた鶴岡産ネットメロン。ネットの張りなどの品質を確かめた
初出荷を迎えた鶴岡産ネットメロン。ネットの張りなどの品質を確かめた



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