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2018年(平成30年) 6月12日(火)付け紙面より

大岩戸(鶴岡出身元幕内) 400人前に断髪式

 今年の大相撲5月場所を最後に引退した鶴岡市出身の元幕内・大岩戸(37)=八角部屋、本名・上林義之=の断髪式が9日、東京・両国国技館で行われた。相撲関係者をはじめファンや母校の近畿大関係者、地元後援会など400人余が詰め掛け、土俵を去って新たな人生のスタートを切る大岩戸を祝福した。

 断髪式は土俵上に赤いシートを敷いて行われ、相撲関係者をはじめ近畿大関係者、親交のあるボクシングWBA世界ミドル級王者の村田諒太選手(32)、漫画家のやくみつる氏といった著名人、地元後援会、父の哲弥さん(65)=鶴岡市=など約230人が少しずつはさみを入れていった。紋付きはかま姿の大岩戸ははさみを入れてもらう際、一人一人から掛けられるねぎらいの言葉に会釈で応じ、時折ハンカチで目頭を押さえる様子も見せた。最後に師匠の八角親方(元横綱・北勝海)が一気に大銀杏(おおいちょう)を切り落とした。

 断髪式では、幕内力士の勢(31)=伊勢ノ海部屋=が大岩戸本人のオファーに応えて相撲甚句の披露。多くの稽古を共に重ねたという先輩力士の相撲道をたたえ、前途を祝した。

 その後の国技館大広間で行われた引退披露パーティーでは、整髪した大岩戸を囲んで祝宴。大岩戸は「厳しい親方たちのねぎらいの言葉が最後に待っていたご褒美のようで、込み上げるものがあった。次の人生でも相撲で学んだことを生かし、根気強く諦めずに頑張りたい」と語った。

 大岩戸は加茂水産高、近畿大卒。近畿大相撲部時代に学生横綱のタイトルを獲得し、2004年春場所で初土俵を踏んだ。13年春場所では十両から昇進し新入幕。昨年の5月場所では7戦全勝で優勝を決め、戦後最年長(36歳)での幕下優勝を果たした。最高位は東前頭16枚目。今後、横須賀市に本社がある貴金属リサイクル業の会社に就職し、第二の人生を歩む。

師匠の八角親方に大銀杏にはさみを入れてもらう大岩戸
師匠の八角親方に大銀杏にはさみを入れてもらう大岩戸


2018年(平成30年) 6月12日(火)付け紙面より

幽玄の世界観客魅了 かがり火の下「松山城薪能」

 今年で37回目を迎えた「花の能 羽州庄内松山城薪能」が9日夜、酒田市の松山歴史公園多目的広場で開かれた。かがり火の下、地区に伝わる松山能(県指定無形民俗文化財)が演じられ、幽玄の世界が観客を魅了した。

 松山能は約360年の歴史を持ち、明治以降は地元の演能団体「松諷社」(榎本和介会長)が継承。薪能は1982年、松山歴史公園の完成を祝って始まり、以来、毎年この時期、松山能振興会が中心になって開催。霊力が宿る桜花が散った後、悪霊が悪さをするのを防ぐ「花鎮(はなしずめ)の儀」になぞらえ、豊作への願いを込めて演じている。

 午後6時からの狂言「棒縛り」で座が和んだ後、太鼓の音とともに舞台両脇の薪の籠に火が入れられ、かがり火がともった。徐々に夕闇が濃くなっていく中、能「殺生石」が演じられた。後段になり、霊力によって石の上を通る鳥を殺すなど悪事を働いてきた野干(やかん、妖狐)が赤頭の正体を現すと、クライマックスに。観客は、背景の松山城大手門のしっくいの壁や、大きな松による天然の鏡板、時折火の粉を舞い上げるかがり火という独特の雰囲気の中、引き込まれるように見入っていた。

かがり火の下、松山能の「殺生石」が演じられた
かがり火の下、松山能の「殺生石」が演じられた



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