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2018年(平成30年) 6月21日(木)付紙面より

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庄内町議選 定数割れ 全員の無投票当選決まる

 任期満了に伴い19日に告示された庄内町議選(定数16)は同日午後5時で立候補の届け出を締め切った結果、15人しか立候補を届け出ず、全員の無投票当選が決まった。県選挙管理委員会によると、県内の市町村議選で定数割れとなったのは平成以降初めて。欠員1については次期町長選と同時に補欠選挙が行われる。

 無投票、定数割れについて同町議会の吉宮茂議長は「無投票は残念。みんな自分の生活で手いっぱいで、公のために行動したいという意識の低下や働きながら町議をすることの大変さがネックになったのでは。町村議会の在り方を真摯(しんし)に考え、原因をはっきりさせたい」と述べた。澁谷勇悦議員は「報酬や定数だけの問題ではない。今こそ議員はもちろん、町民も町も一体となって議会や議員がどうあるべきか、民主主義の原点に返って考えるべき」と指摘した。

 今回無投票当選した新人の加藤將展氏は「議員は名誉職だったが、今は議員の資質や評価が低くなっていると感じる。町を改善することに対して町民全体が諦めムードなのでは」と話し、「当選したからには議員として地元の声を町政に反映させたい。責務の大きさを感じる」と述べた。同じく新人の阿部利勝氏は「無投票になると選挙活動ができないので、自分がどんな思いで立候補したのか伝える場がない。選挙の難しさもなり手不足の一因では」と話し、「格差社会における弱者の声を拾って町政に生かしたい」と語った。

 庄内町は2005年に余目町と立川町が合併して誕生。当時の議員定数は両町の合計36で、その後段階的に削減し、前回選を控えた13年に18から16に減らした。

 原田眞樹町長は今回の結果を受けて「(前議長が昨年7月の町長選に出馬し)1年間欠員1の15人で議会運営ができている。定数や報酬、議会運営について検討する必要がある」と述べた。

 庄内町議の月額報酬は21万5000円で、同町議会によると2016年7月現在で、県内22町村では遊佐町とともに最も低い額となっている。最高は高畠町の29万円。

立候補者が定数に達せず無投票となった庄内町議選の届け出風景=19日
立候補者が定数に達せず無投票となった庄内町議選の届け出風景=19日


2018年(平成30年) 6月21日(木)付紙面より

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元気で大きくなって!! 斎小4年生児童赤川にアユ放流

 鶴岡市の斎小学校(本間篤校長、児童119人)の4年生23人が20日、同市を流れる赤川にアユ約5000匹を放流した。

 同市は環境学習の一環として、赤川流域や海岸域の小学校を対象にアユやサクラマス、サケ、イワナ、クロダイ、フグの放流事業を実施。この日は赤川鮭漁業生産組合(山田鉄哉組合長理事)が中間育成した体長12、13センチの成魚を用意した。

 放流を予定していた同校近くの河川敷が水量不足のため、下流の三川橋下で実施。初めに山田組合長理事が児童たちに、海へ下り再び川へ遡上(そじょう)する一年魚のアユの生態について説明するとともに、「きれいな川にすむ」「口が大きく裂けている」「縄張り意識が強い習性を利用した友釣りで釣られる」などと紹介した。

 児童たちはアユをバケツに入れて川岸まで運ぶと、「元気で大きくなってね」と声を掛けながら清流にそっと放した。三浦緋桜(ひろ)君(8)は「赤川にいっぱい戻ってきてほしい。おいしいと教えてもらったので食べてみたい」と話した。

声を掛けながら赤川にアユをそっと放流する斎小の児童たち
声を掛けながら赤川にアユをそっと放流する斎小の児童たち



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