2018年(平成30年) 4月10日(火)付紙面より
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庄内の春の祭りの先駆けとして知られる鶴岡市三瀬の気比神社(石塚志郎宮司)の例大祭が8日、行われた。寒戻りの天候の下、若衆らがみこしを担いで威勢よく跳ねる「跳ね神輿(みこし)」を披露し、地区内を活気づけた。
保食大神(うけもちのおおかみ)を祭り、約1300年前の創建と伝わる同神社の例大祭。五穀豊穣(ほうじょう)を祈願して毎年この時期に行われている。
この日はあいにくの小雨模様の寒空。午前8時ごろから神社本殿で神事が始まり、みこしを担ぐ白装束とえぼしを身に着けた地区の若衆らをはじめ、紋付きや振り袖など晴れ着に身を包んだ氏子ら約230人の行列が地区内を練り歩いた。
午後3時ごろ、同神社へと続く地区内の目抜き通りに行列が到着。沿道に詰め掛けた見物客が見守る中、若衆10人が、約300キロのみこしを担ぎながら走る「跳ね神輿」を披露。見物客の「頑張れ」「まだまだもう1回」との声援に応えるように約50メートルの間を行きつ戻りつし、11回目の跳ね神輿で、神社への小道に入っていった。
担ぎ手を務めるのは4年ぶり2回目という加藤慎さん(32)=団体職員=は「4年に1度、担ぎ手の番が回ってくる。今年もたくさんお酒をいただきました」と爽やかに話していた。
2018年(平成30年) 4月10日(火)付紙面より
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県内一斉に展開中の「春の交通安全県民運動」の一環として「新入学おめでとう交通安全指導」が8日朝、酒田市の富士見小学校(赤坂宜紀校長)で行われ、交通安全団体の役員らが初登校の新1年生58人に啓発グッズを手渡し、「車に気を付け、元気に登校してね」と呼び掛けた。
市と酒田警察署(増川高広署長)、市交通安全母の会(佐藤道子会長)、酒田地区交通安全協会(高橋礼次郎会長)などが毎年、新入学児童の交通事故防止を目的に実施している恒例の活動。この日は各機関・団体から計12人が参加、午前8時すぎに昇降口前で活動を開始した。
体よりも“大きな”ランドセルを背に、保護者に手を引かれ初登校する1年生に対し、参加者は「おめでとう。車に気を付けてね」と声を掛けながら、反射材付きキーホルダーなどの啓発グッズを配布。受け取った1年生たちは「ありがとうございます」と元気良く返事をし笑顔で受け取っていた。遊佐町の5小学校でもこの日、入学式に合わせて同様の活動が行われた。