2018年(平成30年) 6月3日(日)付紙面より
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鶴岡市は1日、妊娠期から出産、子育て期まで切れ目なく支援するための「子育て世代包括支援センター」を市総合保健福祉センターにこ・ふる内に設置した。健康課母子保健係と子育て支援課子ども家庭支援センターが担っている業務を連携・強化して子育て世代の支援拡充を図り、新たに「子ども総合相談窓口」を設けた。
子ども総合相談窓口は0―18歳の子どもと家族を対象とし、専任職員の家庭相談員2人を配置。妊娠中の不安、子育てに関する悩み事、学校生活の不安、子どもの発達に関することなど多様な相談を受け付ける。さらに市教育委員会学校教育課の指導主事、同市の障害児通所事業所「あおば学園」の相談支援専門員による定期的な相談日を設け、学校教育や発達などに関する来所相談も受け付ける。
市によると、乳幼児健診などの際の相談も含め、昨年度の育児に関する相談件数は延べ約2300件あり、離乳や離乳食などの基本的生活習慣、発育・発達、育児の不安やストレスに関することなどの相談が多かった。総合相談窓口は平日午前8時半―午後5時15分に電話番号0235(35)1118で受け付ける。
包括支援センターの開設に合わせ、授乳に関する悩みに市の助産師が応える「母乳ミルク相談」の取り組みも新たにスタートする。
市は「総合相談窓口の設置で、妊娠期から子育て期までの悩みに対する幅広い年齢層が相談しやすい環境を整え、子育て世代のニーズに合った切れ目のない効果的な支援サービスにつなげていきたい。『どこに相談したらいいか分からない』といったときは、まずは総合相談窓口に電話してほしい」と話している。
2018年(平成30年) 6月3日(日)付紙面より
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国際ロータリー第2800地区の2017―18年度第27回インターアクト年次大会が1日、鶴岡市の羽黒高校で開かれた。県内7高校のインターアクトクラブの生徒が参加し、致道博物館副館長の酒井忠順さんの講演や各校の活動発表を聴いた。
年次大会は郷土の歴史や文化を学ぶことで地域社会への愛着を深め、生命のつながりに触れることで奉仕の心を育むことなどを目的に毎年、インターアクトクラブのある県内7校が回り持ちで開いている。
この日は7校からインターアクトクラブの生徒と顧問教員、県内各ロータリークラブメンバーなど147人が参加し、「『温故知新』?地域社会における文化と生命の絆」のテーマで活動した。講演で酒井さんは旧庄内藩主酒井家19代としての悩みや受験での失敗談、経歴などを紹介し、「これまで挫折もあったが、そのおかげで今の自分があると思える。大人になって振り返った時に良かったと思えるように今を大事に生きてほしい」と呼び掛け、「先頭に立つ勇気を持って、みんなを引っ張るリーダーになって」と訴えた。
その後、各校の活動報告や松ケ岡開墾記念館の見学などを行った。