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2018年(平成30年) 6月30日(土)付紙面より

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公益大後援会総会講演会 世界的建築家・安藤さん語る

 2010年に文化勲章を受けた世界的建築家、安藤忠雄さん(76)=東京大名誉教授=を講師に招いた講演会が28日、酒田市の東北公益文科大公益ホールで開かれた。超満員の聴衆に対し、安藤さんは「1週間に1回は感動して。感動があると元気になる」と呼び掛けた。

 公益大後援会(上野隆一会長)が本年度総会に合わせて企画したもの。安藤さんは1941年、大阪市生まれ。独学で勉強して建築家になった。69年に安藤忠雄建築研究所を設立。打ち放しコンクリートの住宅や商業建築が特徴で、代表作に光の教会(大阪府茨木市)、日本芸術大賞を受賞した大阪府立近つ飛鳥博物館(大阪府河南町)、表参道ヒルズ(東京都渋谷区)、地中美術館(香川県直島町)などがある。

 公益大の新田嘉一理事長とは旧知で酒田での講演は2008年7月以来、3回目。この日は「夢は自分でつくれ」と題して、これまで手掛けてきた建築物、交友関係のある人物などをスライドで紹介しながら講演。iPS細胞(人工多能性幹細胞)研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥・京都大教授らの賛同を受け現在、大阪・中之島に児童図書館を建設する計画を進めており、「地球は一つ。これからは世界を見ながら生きていかなければいけない。世界を目指す人を育成したい。自らの意見をしっかりと言える子どもを育てたい」と、その思いを語った。

 また、米国の詩人、サミュエル・ウルマンの詩「青春」の一節「年を重ねただけで人は老いない。理想を失うときに初めて老いが来る」を解説し、理想や夢を持つ大切さを強調。2011年の東日本大震災発生後、ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊さんらと設立した「桃・柿育英会 東日本大震災遺児育英資金」を紹介し、「助け合いの精神」の重要性を説いた。

 講演を前に、上野会長は「安藤先生の情熱、思いを市民や学生に伝えたいという新田理事長の思いから実現した講演会。忙しい中、快く講演を引き受けてくれた安藤先生に感謝」とあいさつした。

夢や目標を持つことの大切さを聴衆に説いた安藤さん
夢や目標を持つことの大切さを聴衆に説いた安藤さん


2018年(平成30年) 6月30日(土)付紙面より

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新鮮な農産物が人気 山大農学部「農場市」始まる

 山形大農学部の学生たちが育てた農産加工品を販売する「農場市」が28日、鶴岡市の農学部キャンパス内で今シーズンの営業を開始し、新鮮な農産物を求めてたくさんの市民が足を運んだ。

 農場市は農学部の活動を広く周知し、学生が生産から販売までを体験することを目的に毎年開催しており、今年で10年目。

 この日は開場の1時間前から市民が列をつくった。特設会場には、実習農場である農学部付属やまがたフィールド科学センター高坂農場で収穫された新鮮な完熟トマトや外内島キュウリなどの農産物をはじめ、農場産のリンゴやブルーベリーを加工して作ったジュースやジャム、学生が実習で栽培した米、豚肉の加工品などを販売。訪れた人たちは試食を勧める学生たちと話を弾ませながら農産物を購入していた。

 同市みどり町の長南順子さん(66)は「トマトと米を買った。農学部のトマトは安くておいしい」と感想。農学部3年の大澤愛永さん(20)は「お客さんが開場前から並んでいて驚いた。農学部の野菜を食べてもらって、おいしかったら知人や友人に広めてほしい」と話していた。

 農場市は12月初旬まで、毎週木曜日の正午から開かれる。

山大農学部の学生らが育てた農産物などを販売する農場市が始まった
山大農学部の学生らが育てた農産物などを販売する農場市が始まった



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