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荘内日報ニュース


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2018年(平成30年) 8月3日(金)付紙面より

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市民挙げて乗客おもてなし

 イタリア船籍の大型クルーズ船「コスタ・ネオロマンチカ」(5万7000総トン、乗客定員1800人、乗組員600人)が2日、酒田市の酒田港古湊埠頭(ふとう)に寄港し、地元関係者が連携して乗客たちをもてなした。

 昨年8月に酒田港では初の外国クルーズ船として寄港し、今回が2回目。外国クルーズ船としては先月の英国船籍の「ダイヤモンド・プリンセス」を含め延べ3隻目。乗客は約1200人で、うち約7割が日本人、約3割が外国人(韓国を中心にしたアジアが約7割、欧米が約3割)。午前9時半ごろの着岸から午後7時半の出港まで、多くの乗客が降りてバスツアーや、酒田の市街地散策を楽しんだ。

 午前10時から古湊埠頭で行われた歓迎イベントでは、西荒瀬保育園の年長児24人が太鼓演奏、もとたて保育園の年少―年長児24人が「もしぇのんあののん音頭」を披露。昨年に引き続き、酒田六中の1年生151人が総合学習の一環で今年5月から地区の観光名所24カ所を巡って自作した観光パンフレットを、乗客たちとコミュニケーションしながら配布した。また、同市の中町モールでは、市や関係団体などが観光案内所や甲冑(かっちゅう)・着物の着付け体験、酒田南高茶道部が茶席などを設け、もてなした。

 埠頭で自作の観光パンフレットを配布した酒田六中1年の佐藤珀琉さん(12)は「英語で山居倉庫にどう行けばいいかなどを案内した。英語は大変だが、みんなで協力して頑張り、楽しい」、中町モールで抹茶でもてなした酒田南高茶道部員の2年生・高橋秀平さん(16)は「人と話すのはあまり得意でないが、ありがとうと言われ、うれしかった。頑張って準備したかいがあった」と話した。

 埠頭でのもてなしで取りまとめ役となった県の担当者は「外国語の表示を増やし、Wi―Fiブースを拡充するなど、反省点を改善している。市民のもてなしも少しずつ慣れてきたと感じており、こうした活動の積み重ねで一層もてなしを充実し、交流人口拡大につなげたい」と話した。

1年ぶりに酒田港に寄港したコスタ・ネオロマンチカ。古湊埠頭の歓迎イベントで乗客をもてなした=午前10時すぎ
1年ぶりに酒田港に寄港したコスタ・ネオロマンチカ。古湊埠頭の歓迎イベントで乗客をもてなした=午前10時すぎ


2018年(平成30年) 8月3日(金)付紙面より

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額に汗浮かべながら真剣に 鶴岡伝統の夏季書道練習会

 鶴岡市の書道愛好家でつくる鶴岡書道会(佐藤政一会長)主催の夏季書道練習会(鶴岡市教育委員会、致道博物館、荘内日報社後援)が1日、鶴岡市立朝暘第一小学校で始まり、子どもたちが額に汗を浮かべながら課題に取り組んでいる。

 書道教育の振興を目的に、毎年夏休み期間中に実施しており、今年で85回目を迎える伝統ある練習会。今年は普通部と大字部の練習時間をずらしたことで両方に参加できるようになり、鶴岡・田川地区の幼児から中学生延べ約220人が練習に取り組んでいる。学年ごとに違う課題が用意され、「ひかり」「美しい空」「流れる白雲」など夏らしい言葉が選ばれた。

 2日午前、同校体育館で行われた大字部の練習では、講師から「筆を返す時は力を抜いて」「横線は斜め上を目指す気持ちで書いて」などとアドバイスを受け、子どもたちは真剣な表情で筆を動かしていた。

 幼稚園の頃から毎年参加しているという横山小2年の阿部陽加莉さん(7)は「書くのが楽しくて好き。『ひ』の筆の置き方が難しいが、特選目指して頑張りたい」と話していた。

 最終日の5日に清書を書いて作品展に出品、6日の審査を経て7―9の3日間、同校体育館に展示することにしている。

子どもたちが真剣な表情で筆を動かし課題に取り組んだ
子どもたちが真剣な表情で筆を動かし課題に取り組んだ


2018年(平成30年) 8月3日(金)付紙面より

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YAMAGATA海・川ごみバスターズ 戸沢・酒田エリア

 県内各地の小学生がごみ拾いや分別による実態調査を行い、海や川の環境を考える「YAMAGATA海・川ごみバスターズ」は3日目の1日、戸沢村の最上川下流でいかだによる川下りやごみ拾いなどの活動を行った。

 今回は山形市、酒田市、鶴岡市、庄内町、戸沢村の5市町村から小学4―6年生14人が参加。戸沢藩船番所で行われた開会式でスタッフ紹介や軽い運動を行った後、4―5人ずつ3班に分かれて班長を決定。最上峡芭蕉ライン観光運航管理者の鈴木博也さんにオールの動かし方やいかだが岩にぶつかった際の注意を受けた後、いかだに乗り込んだ。

 この日は川の水量が少ない上、向かい風が吹くあいにくのコンディション。子どもたちは一人1本オールを持ち、「いち、に、いち、に」と声を掛け合いながら懸命に約6キロ下流にあるふるさと村河川敷を目指した。途中、中州で上陸し、ごみ拾い。周辺にはビニール袋やお菓子の袋などの食品容器、プラスチックの破片など小さなごみが目立ち、子どもたちが「こっちにあるよ」「空き缶見つけた」などと声を上げ、協力しながら拾い集めた。

 ふるさと村で昼食を取った後、集めたごみの分別作業をしながら種類や数を調査、報告した。

肥料袋がどうして川に

 佐藤翼君(9)=宮野浦小4年 川下りは思った以上に疲れたけど川がきれいで楽しかった。肥料袋がたくさんあって、使っている時は人がそばにいるはずなのにどうして川のごみになったのか気になった。自分はごみを捨てないようにしたい。

子どもたちが声を掛け合いながらオールをこぎ、ゴールを目指した
子どもたちが声を掛け合いながらオールをこぎ、ゴールを目指した

小学生が最上川の中州でごみ拾い。ビニール袋やお菓子の袋などが見つかった
小学生が最上川の中州でごみ拾い。ビニール袋やお菓子の袋などが見つかった



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