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2019年(平成31年) 1月10日(木)付け紙面より

国道112号月山道路 異例降雪時タイヤチェーン規制 見直し求める意見相次ぐ

 大雪による車の大規模な立ち往生を防ぐため、国土交通省と警察庁が今冬から実施する異例降雪時のタイヤチェーン規制に伴い、東北地方唯一の対象となった国道112号月山道路の規制区間内にある鶴岡市大網地区で8日夜、地域住民を対象にした説明会が開かれた。国交省酒田河川国道事務所の担当者がチェーン規制の概要を説明し、出席者からは「実際に規制されれば、住民生活に大きな支障が出る。規制箇所を上名川除雪ステーションからでなく、もっと西川町寄りの中台除雪ステーションからにするべきだ」との強い意見が相次ぎ、同事務所側は今月19日までに要望に対する回答を行うことにした。

 月山道路のチェーン規制対象区間は鶴岡市上名川の上名川除雪ステーションから山形自動車道月山インターチェンジ近くの西川町月山沢の荒沢駐車帯までの26・7キロ。今冬から、気象庁が大雪特別警報や大雪に対する緊急発表を出すような異例の降雪時に規制を実施する。先月14日に改正省令が施行され、全国で国道6、高速道路7の計13区間が対象となった。

 大網地区の説明会は、同事務所が地元住民からの要請を受け、市朝日東部コミュニティセンターで開き、住民約30人が出席した。酒田河川国道事務所の田村正樹道路管理課長が、規制を実施する気象状況や実際の規制の際の取り組みなどについて説明し、「規制は従来なら通行止めとなる状況で、タイヤチェーン装着車のみ通行を可能とするもの。月山道路は冬季間通行できる国道としては、日本一の除雪体制を取っている区間。一晩で1メートル近い降雪がシーズンに何度もあるが、これまでしっかりと除雪対応して通行を確保してきている」と話した。

 住民からは「月山道路はわれわれにとっての生活道路。規制が実施され、帰宅時にチェーンがないなら引き返せと言われても困る」「内陸に向かう車を規制すればいいのであって、規制の際には大網地区の住民に通行証明書を出すなど配慮してほしい」「一家4人で4台の車を使っている。4台ともチェーンを新規購入するのは経済的負担が大きい」「実際に生活している住民のことを、もっと考えてほしい。規制区間を決める際に事前に住民の声を聞いてほしかった」などの意見が相次ぎ、大網地区より西川町寄りの中台除雪ステーションからの規制とするよう求める要望が出された。

 同事務所側は「規制する際の運用については考慮していきたい。要望は関係先と調整した上で、内容を今月19日までには回答できるようにする」とした。

大網地区で開催された月山道路の異例降雪時のチェーン規制に関する説明会。住民からは規制区間の見直しや実際の運用などへの意見、要望が相次いだ=8日夜、鶴岡市朝日東部コミュニティセンター
大網地区で開催された月山道路の異例降雪時のチェーン規制に関する説明会。住民からは規制区間の見直しや実際の運用などへの意見、要望が相次いだ=8日夜、鶴岡市朝日東部コミュニティセンター


2019年(平成31年) 1月10日(木)付け紙面より

地域づくりへのアプローチに挑戦

 東北公益文科大学(酒田市、吉村昇学長)の学生有志で組織する地域おこしサークル「Praxis(プラクシス=実践)」(遠藤小野花代表)が制作した冊子「ETHICAL(エシカル)」が話題になっている。長期学外学修プログラムで出向いた酒田市日向地区の情報を網羅したもので、冊子という媒体を通し、地域づくりへのアプローチに挑戦した意欲作。同サークルでは「学生という立場からしかできないことがきっとあると思う。手に取ってもらい、『日向』という地域を知ってもらえたら」と話している。

 遠藤代表(2年)はじめサークルメンバーは本年度、年4学期制の第2クオーター(昨年6―8月)に小関久恵講師(社会福祉学、社会福祉教育など)が指導する長期学外学修プログラムを履修。毎週末に日向地区の民家に泊まり込んで地区住民と地域課題を探りながら、その解決方法を議論した。

 議論を重ねる中で一番の課題に挙げられたのは、人口減少が著しい同地区の活性化。まずは多くの人から「日向ファン」になってもらい、地区に携わる「関係人口」を増やすため、地域内外の人が集える施設を設置することにし昨年9月、加藤雄大前代表(3年)らが中心となり、同市草津の「手打ちそば 鳳来」の2階空き部屋を借り受けてレストスペース「AL COFFEE」をオープンさせた。

 「日向ファン」のさらなる増加を目的に制作したのが今回の冊子。タイトルの「エシカル」は「倫理的な」「道徳上の」という意で、「お互いさま」「おかげさま」といった日本独特の発想も併せ持つことから名付けたという。若者らしく「日向でデートする」がテーマ。同プログラムで得た知識を基に、「不動の滝(開運出世の滝)」「鳳来」「環境省猛禽類保護センター鳥海イヌワシみらい館」「玉簾の滝」といった紹介したいスポット・店をコースに組み込み、実際にモデル役の男女2人が出向いて写真を撮影。営業時間やアクセスなどのデータも充実している。このほか、地区住民を取材して生活ぶりなどをまとめた「日向diary」、地区のPR動画を作成している齋藤翔平さん(3年)によるコラムもある。

 昨年10月に完成。これまで日向コミュニティ振興会主催「秋まつり」などで販売。遠藤代表によると、充実した内容に地区住民も驚き、次々と手に取って読んでくれたという。A4判、28ページ。当初の部数は完売したが、カラー印刷での再販が可能。実費頒布。冊子に関する問い合わせなどは公益大地域共創センター=電0234(41)1115=へ。

公益大生が制作した冊子「ETHICAL」。酒田市日向地区の情報を網羅しており、その若者らしい作りが話題になっている
公益大生が制作した冊子「ETHICAL」。酒田市日向地区の情報を網羅しており、その若者らしい作りが話題になっている



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