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2019年(平成31年) 4月10日(水)付紙面より

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清川歴史公園 27日オープン

 江戸時代から明治初期まで河岸と関所のある宿場町として栄えた庄内町清川地区に往時の姿を復元した「清川歴史公園」が27日(土)オープンする。同日は記念式典や砲術隊による演武、旧庄内藩主酒井家18代当主・酒井忠久さんによる講話が行われる。

 清川地区から提言された基本構想を受け、町が「清川歴史公園整備基本計画(第1期)」を作成して旧清川小学校跡地に2016年から整備を進めてきた。第1期工事では「荘内藩清川関所」(川口番所、船見番所)をはじめ冠木(かぶき)門や高麗門などを復元した。清川関所跡は16年に日本遺産の認定を受けた「出羽三山生まれかわりの旅」の構成文化財に位置付けられている。

 「川口番所」は木造平屋建て、延べ床面積約154平方メートル。「歴史の里きよかわ」まち歩きの拠点施設として、観光情報コーナーや展示スペース、食事処「御殿茶屋」などを設置した。最上川を往来する荷物の監視のために設置された「船見番所」は木造2階建て、延べ床面積約41平方メートル。2メートルの土台の上に設置される船見番所はその窓から最上川の川面を眺めることができる。総事業費は1億1400万円。

 27日は午前10時から記念式典。同10時50分から羽州庄内松山藩荻野流砲術隊による演武、同11時15分から孟宗(もうそう)汁、紅白餅の振る舞い、オープン記念の粗品がプレゼントされる(いずれも数量限定)。酒井さんの講話は正午から。御殿茶屋の営業は28日(日)から。問い合わせは立川総合支所=電0234(56)2213=へ。

船見番所(手前)や川口番所など往時の姿が復元された「清川歴史公園」(上写真)復元された高麗門
船見番所(手前)や川口番所など往時の姿が復元された「清川歴史公園」(上写真)復元された高麗門


2019年(平成31年) 4月10日(水)付紙面より

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災害に備え大人用紙おむつなど寄贈

 業務用の衛生管理製品などを手掛ける「花王プロフェッショナル・サービス」(本社・東京都)は8日、花王酒田工場がある縁で酒田市に対し、災害時の備蓄用の大人用紙おむつと尿取りパッド、合わせて1000箱(2540パック=5万4160枚)を寄贈した。市が福祉避難所に指定している市内の特別養護老人ホームなどに備蓄される。

 社会福祉貢献事業として花王グループの工場がある自治体に寄贈しているもので、昨年10月の和歌山県に続いて2カ所目。寄贈したのは、抗菌性・防臭性・吸水性に優れた紙おむつと、その交換用尿取りパッド。一般に市販されている大人用紙おむつは吸水量が最大で750CC程度(尿5回分程度)なのに対し、寄贈品は業務用の1100CC(尿7回分程度)。1000箱は600人の1カ月分という。

 市は寄贈品の一部を直接備蓄するほか、大半は市内の福祉避難所18カ所に備蓄する。同避難所は、災害時にケアが必要な高齢者や障害者らを受け入れるため、市が指定している特別養護老人ホームや老人保健施設、障害者施設など。

 この日は、花王プロフェッショナル・サービスの堤利民取締役が松本愼治販売グループ部長、花王酒田工場の遠藤正規工場長と共に市役所を訪れ、丸山至市長に紙おむつの目録と現物の一部を寄贈した。

 丸山市長は「災害への備えは自治体の重要な課題で、特に市では避難所運営に力を入れており、寄贈は大変ありがたい。高齢者らも心強いと思う」と感謝。堤取締役は「大災害では物流が途絶え、発災から数日間は物資補給がなくても耐えられる準備をしておくことが重要。そうした備蓄に貢献でき、うれしい」と話した。

 市は災害時の食料や生活用品を中学校区単位で備蓄している。紙おむつについても既に赤ちゃん用と大人用、計300パックを備蓄しており、今回の寄贈分で高齢者向けが大幅な拡充となる。

 花王プロフェッショナル・サービスは全国の自治体とは別に、医療関係団体などにも備蓄用紙おむつを寄贈しており、地元では来月にも、県・酒田市病院機構など8法人で組織する地域医療連携推進法人「日本海ヘルスケアネット」にも200箱程度を贈る予定。

丸山市長に目録を贈った堤取締役(中央)。左は酒田工場長
丸山市長に目録を贈った堤取締役(中央)。左は酒田工場長



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