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荘内日報ニュース


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2019年(平成31年) 4月12日(金)付紙面より

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酒田港国際ターミナルの機能強化

 県が酒田市の酒田港国際ターミナル機能強化の一環で進めている高砂埠頭(ふとう)1号コンテナクレーン更新工事で、新たなクレーンの据え付け作業が10日、報道陣に公開された。従来より大型で、コンテナ1000個(20フィート換算)級の船にも対応できる。6月末までに調整を終え、その後供用される。

 国際ターミナルでは近年、花王酒田工場の紙おむつ輸出を中心にコンテナ取扱量が急増。このため県は国土交通省と連携して2015年度から、コンテナヤードの拡張や岸壁延伸・埠頭用地の造成など、機能強化に取り組んでいる。

 コンテナクレーンは現在東側の1号機(設置2000年度)と西側の2号機(同13年度)の2基ある。このうち1号機は老朽化が進んでいる上、年々大型化するコンテナ船への対応が難しくなってきたため、県が17―19年度の3カ年事業で更新を進めている。総事業費は製作・運搬・据え付けを含め約8億7000万円。

 新1号機は、コンテナを揚げることができる最大の高さ「揚程」が25・8メートル(現1号機19メートル)、岸壁から沖方向に動かせる最大幅「アウトリーチ」は38・8メートル(同31メートル)、コンテナを積み下ろしできる列数と段数は1000個級の船で標準的な13列×4段(同9列×3段)にそれぞれ機能強化される。2号機の大きさと機能は新1号機とほぼ同じ。

 クレーンはJFEエンジニアリング(本社・東京都)が三重県津市で製作。フォーク船と呼ばれる特殊台船に積んで先月24日、同市の津松阪港を出発。東京・大井埠頭で積み替え、今月8日に酒田港に到着した。
 10日は朝から、フォーク船から下ろされたクレーンの脚部を、埠頭の走行レールの向きに合わせる作業が公開された。6月28日まで電気系統の接続など調整を行い、その後、供用される。1時間に20―30個の積み下ろしができるという。

 高砂埠頭は、コンテナ船が1隻しか接岸できなかったが、2隻同時接岸できるよう、国土交通省が2017年3月、岸壁を150メートル延伸する工事に着手。18年4月には一部が完成してコンテナ700個級と1000個級の2隻が同時接岸できるようになった。来年3月末に予定される全体完成後は、1000個級の2隻が同時接岸できるようになる。コンテナ船は現在、週3便(うち1000個級は2隻)で、2隻同時の荷役作業はまだ行われていないが、新1号機の供用後はそうした光景も見られる可能性があるという。

酒田港国際ターミナル高砂埠頭で進められているコンテナクレーン新1号機の据え付け作業。手前の船はフォーク船=10日正午すぎ
酒田港国際ターミナル高砂埠頭で進められているコンテナクレーン新1号機の据え付け作業。手前の船はフォーク船=10日正午すぎ


2019年(平成31年) 4月12日(金)付紙面より

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鶴岡市羽黒町手向地区新たな魅力創出 「光の道」プロジェクト

 出羽三山の門前町の鶴岡市羽黒町手向地区で13日夕、宿坊街通りに40基の提灯(ちょうちん)をともす「光の道(提灯ロード)」プロジェクトが行われる。随神門前で点灯式典を行い、その後に提灯ロードの誕生を祝い、羽黒山伏の先導で地区住民が宿坊街を練り歩く。今後は大型連休や花祭りなどの行事に合わせて提灯をともすという。

 手向地区の新たな魅力づくりにしようと、手向まちなか提灯維持保全会(早坂眞一会長)と手向地区自治振興会(勝木正人会長)、出羽三山魅力発信協議会が同プロジェクトを企画。宝くじ助成や出羽三山神社の支援を受け、宿坊街の景観に合った提灯(縦70センチ、横45センチ)と木製の台座をそれぞれ40基製作。提灯には「月山 羽黒山 湯殿山 山伏の里」などと墨書されている。

 出羽三山の花祭り、八朔祭、松例祭などの行事や、大勢の参拝者を迎える大型連休などにともして門前町の新たな魅力を創出していく。

 13日は午後6時から、地区住民が参列し随神門前で点灯式典。その後、山伏の先導で提灯40基がともされた桜小路を練り歩き、手向地区地域活動センターで午後7時から提灯プロジェクト会議や祝賀会を行う。

出羽三山のお膝元の手向地区の宿坊街にともされる提灯
出羽三山のお膝元の手向地区の宿坊街にともされる提灯



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