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2019年(令和1年) 8月4日(日)付紙面より

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呼吸の仕組み体験的学ぶ

 子どもたちから科学の楽しさに触れてもらう、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT、鶴岡市、菅野隆二社長)主催の「こども科学実験教室」が3日、鶴岡市覚岸寺の鶴岡メタボロームキャンパスで開かれ、ゴム風船やプラスチック製ボトルなどで肺の模型作りを通して呼吸の仕組みを体験的に学んだ。

 HMTは同市にある慶應義塾大先端生命科学研究所発のバイオベンチャーで、2003年7月に設立。世界最先端のメタボローム解析技術をもとにメタボローム解析やバイオマーカー探索などの事業を展開。13年には東京証券取引所のマザーズへ上場した。実験教室は会社設立5周年記念で08年に初めて開催し、今回が11回目。

 教室には鶴岡市や酒田市、遊佐町などから小学2年―6年の男女20人が参加。人間は3秒に1回、1日に約3万回呼吸していることや、肺が膨らむと息を吸い込み、縮むと吐き出すこと、呼吸で身体のエネルギーづくりに必要な酸素を吸い込み、二酸化炭素を吐き出していることなどを教えてもらい、模型作りに挑戦した。

 肺に見立てた2つのゴム風船をプラスチック製のボトルに入れ、穴が開いたボトルの底に、肺を動かす横隔膜に相当するゴムシートで覆うなどして完成。ゴムシートの幕の上下で風船が膨らんだり、縮んだりすることを確認し、呼吸の仕組みに触れた。

 友達3人で参加した渡前小6年の五十嵐蒼月(らいと)君(11)は「夏休みの自由研究にしようと思って参加した。キットを作るのは少し難しいけど、楽しい」と目を輝かせていた。

HMTの社員たちの指導を受け肺の模型を作る子どもたち
HMTの社員たちの指導を受け肺の模型を作る子どもたち


2019年(令和1年) 8月4日(日)付紙面より

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夏の風物詩「藻刈り」

 鶴岡市街地を流れる内川で、夏の風物詩「藻刈り」作業が行われている。胴長をはいた作業員が長い鎌を手に川に入り、川底から生える藻を丁寧に刈り取っている。

 夏場になると毎年、川底に藻が茂り、ごみなどがたまって景観を損ねることから、市が民間に委託し本町一丁目の鶴園橋から昭和町の昭和橋までの約800メートル区間を中心に刈り取ってもらっている。2013年からは川舟を所有するNPO法人公益のふるさと創り鶴岡の鶴岡舟番所(渡部正芳代表)が担っている。

 今夏は7月29日に下流の昭和橋側から作業を開始。1日午後は開運橋近くで舟番所のメンバーら6人が、青緑色の藻を根気強く刈り取った。近くに係留した川舟には砥石(といし)や替えの鎌を用意し、半日に1度は砥石で刃先を研ぐ。

 メンバーの一人は「今年も山形大農学部の学生たちから手伝ってもらっている。例年になく藻の生育が良く、今年の藻はなかなか手ごわい。炎暑の作業だが、川の中に入れば気持ちいい」と話した。

 作業は、15日夜の灯籠流しに備え、6日までには鶴園橋までの区間を終了させる予定。今月下旬には鶴園橋の上流部分で再開する。
           

胴長をはき、長い鎌を手に内川で藻刈りを行う鶴岡舟番所のメンバー=1日夕
胴長をはき、長い鎌を手に内川で藻刈りを行う鶴岡舟番所のメンバー=1日夕



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