2019年(令和1年) 8月9日(金)付紙面より
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「だだちゃ豆の日」の8日、鶴岡市立加茂水族館で同市特産のだだちゃ豆のPRイベントがあり、県内外からの来場者に試食の振る舞いが行われた。
生産者やJA鶴岡、市の担当者らが、同水族館玄関口にPRののぼり旗を立てて振る舞い。今が旬の甘露を計11キロ、400人分を用意した。「鶴岡特産のだだちゃ豆です。今日はだだちゃ豆の日です」と声を掛けながら、さや10粒ほどが入ったカップを来館者に手渡した。味見した人たちは「甘くてうまい」「どこに行けば買えますか」などと話していた。
仙台市から家族3人で海水浴と水族館観光に訪れた百目鬼(どうめき)本美さん(47)は「甘味がありおいしい。普段は枝豆をあまり食べないわが子が喜んで食べているので驚いている。だだちゃ豆は有名ですよね。本場で食べることができうれしい」と話していた。
庄内弁で「だだちゃ」がお父さん(パパ=88)を意味することや、1さやに2粒が多い豆の形が数字の8に似ていることから、鶴岡地域の生産者で組織する連絡協議会が2011年に8月8日をだだちゃ豆の日に定めた。この日は湯野浜海水浴場の浜売店でも振る舞いが行われた。
2019年(令和1年) 8月9日(金)付紙面より
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鶴岡市の国指定史跡・松ケ岡開墾場で、松ケ岡を学んで遊ぶ「松ケ岡夏祭りWEEK」が繰り広げられている。12(月)、13日(火)にはシルクピザ作りなど屋外でディナーを楽しむ「松ケ岡SILKグランピング」などが行われる。
鶴岡「サムライゆかりのシルク」推進協議会(会長・皆川治市長)主催のイベントで、地元の認可地縁団体・松ケ岡開墾場などとの共催で初めて企画した。4―15日(木)の日程で、クラフト作り体験や特製料理の販売などがある。
同協議会が日本遺産ブランド戦略推進事業の一環で昨年度に実施した、日本遺産「サムライゆかりのシルク」のブランド戦略検討の市民ワークショップなどで出された意見を基に、シルク、食、クラフトなど親子や家族連れで楽しめる体験講座などを企画。4日の初日は、松ケ岡本陣での教養講座、巨大行燈(あんどん)の点灯、松ケ岡産の桃の直売、手捺染のワークショップ、パフェ作り体験、フリーマーケット、ナイトミュージアム、松ケ岡SILKグランピングなど多彩な催しが行われた。グランピングは、グラマラス(魅力的な)とキャンピングを合わせた造語で、「良い所取りの自然体験」といった意味。初開催の4日の松ケ岡SILKグランピングには、市民15人が参加した。午後3時から1時間、開墾場周辺を散策し野草を採取。講師の指導の下フラワーコーディネートを行い、シルク生地と併せたテーブルコーディネートを楽しんだ。食事はシルクゲルを練り込んだピザ、松ケ岡産の野菜を使ったサラダ、ピクルス。4番蚕室前の庭で参加者手作りのグランピングを満喫した。
12、13日のグランピングの参加申し込みは「松ケ岡夏祭りWEEK」ホームページで。問い合わせは鶴岡市政策企画課=電0235(25)2111、内線526=へ。