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荘内日報ニュース


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2019年(令和1年) 10月18日(金)付紙面より

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やまがた110ネットワーク

 県警が配信するメールサービス「やまがた110(いちいちまる)ネットワーク」への登録などを呼び掛ける広報イベントが14日、三川町のイオンモール三川で行われた。県警や鶴岡警察署などから約20人が参加し、買い物客でにぎわう同店モール内で交通安全や防犯を呼び掛ける広報活動が繰り広げられた。

 県内での開催は米沢市、天童市に続いて3回目。全国運動として20日まで展開されている全国地域安全運動期間中のこの日、特殊詐欺・交通事故・災害被害防止を呼び掛けるチラシ配布と「危険予測シミュレータ」による横断歩道などの安全通行の模擬体験が行われた。

 このうち、警察が地域住民へ積極的に利用を呼び掛けている「やまがた110ネットワーク」は、必要とする情報や地域を選択し、タイムリーで受け取ることができる無料の登録制メール配信サービス。配信される情報は▽特殊詐欺発生状況▽発生場所や時間、不審人物の特徴などが分かる不審者情報▽交通事故の発生状況や取り締まりに関する交通安全情報▽渋滞、通行止めに関する交通障害情報▽台風などの自然災害発生時の防災情報―など。特殊詐欺発生状況を知らせるメール情報では、発生した地域や時間、どのような内容の不審電話であったかなど細部にわたっており、利用者に詐欺に関する予備知識を高めてもらう狙いがある。

 実際に8月には、同サービスに登録していた新庄市内の70代女性宅に警察官をかたる不審電話があった際、女性は事前にメールで類似する事案情報を入手していたことから詐欺であると見抜き、被害に遭わずに済んだという。県警生活安全企画課によると、同サービスは2015年に配信を開始し、当初は認知度が低かったが、警察の広報活動や詐欺被害を未然に防ぐことができた事例の紹介などで、現在登録者数は3万人を超えており、さらなる周知を行っている。

 同サービスへは、登録用アドレス=yp1@ox03.asp.cuenote.jp=に空メールを送信するか、県警ホームページからQRコードを読み取ることで登録できる。

 県警の佐藤景三生活安全企画課長は「情報を知っていると知らないとでは、大きく違う。メール配信サービスで必要な情報を得て、防犯につなげてほしい」と呼び掛けた。

 イベントに子どもと一緒に訪れていた鶴岡市在住の池田美咲子さん(35)は「職場で不審者情報の話をよく耳にしていたが、みんなどこで情報を得ていたのかまで知らなかった。今回、やまがた110ネットワークの存在を知って登録した。これから子どもが学校に通う年齢になるので、不審者情報などをチェックしていきたい」と話した。

子どもになじみのあるアニメソングをサクソホンが奏でるイベント会場
子どもになじみのあるアニメソングをサクソホンが奏でるイベント会場

やまがた110ネットワークへの登録を呼び掛ける署員
やまがた110ネットワークへの登録を呼び掛ける署員


2019年(令和1年) 10月18日(金)付紙面より

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山形枝豆日本一産地化フォーラム

 山形枝豆日本一産地化フォーラム2019が16日、鶴岡市羽黒コミュニティセンターで開かれ、他産地の取り組みを学ぶ講演などを通じて大規模化とブランド化の両立について考えた。

 日本一の枝豆産地化を目指し、今年5月に県と関係機関が立ち上げた山形枝豆日本一産地化推進協議会が主催。庄内地方をはじめ県内各地の生産者ら約100人が参加した。新潟県十日町市の苗場高原生産組合の柳恵一組合長が「高性能コンバインの導入によるえだまめの大規模栽培と販売戦略」と題し講演。敏腕バイヤーでSONOKO愛の野菜伝道師の小堀夏佳さんが国内産地の優良事例と山形県産枝豆への期待について、県園芸農業推進課野菜花き振興専門員の古野伸典さんが光センサーを活用した枝豆の「食味向上プログラム」の実践について、それぞれ話題提供した。

 苗場高原生産組合は現在、葉タバコなどの廃作地を借り上げ約64ヘクタールで茶豆品種を栽培。セブン&iホールディングス系列へ7月中旬から9月末まで契約出荷している。柳組合長は乗用収穫機の高性能コンバインやガオチャオエンジニアリング(鶴岡市)の精選別機などを導入し、土づくりから出荷まで機械化一貫体系による経営を行っていると説明。高性能コンバインについて、「収穫後に洗浄冷却し、予冷するまで1時間ほどしかかからず良食味を保持できる」、「大雨でなければ収穫作業ができ、出荷に穴をあけることが少ない」などのメリットを紹介した。品質維持や販売戦略について「収穫から短時間での冷水冷却、予冷を徹底している。お客さんにおいしさを知ってもらうため、試食にも力を入れている」と語った。

 県内の枝豆生産額は千葉県、群馬県に次ぐ全国3位。同協議会は庄内の「だだちゃ豆」、村山の「ハッピー枝豆」、置賜の「上杉まめ」を山形枝豆として、3カ年計画で生産から流通・販売までのブランド力強化を図り、日本一の品質と生産量の産地化に取り組んでいる。

枝豆の大規模栽培や販売戦略などについて考えた
枝豆の大規模栽培や販売戦略などについて考えた



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