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2020年(令和2年) 1月9日(木)付紙面より

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住みたい田舎 酒田が1位

 今月4日発売の「田舎暮らしの本」2月号(宝島社刊)の第8回「住みたい田舎ベストランキング」で、酒田市が人口10万人以上の「大きなまち」の「シニア世代が住みたい田舎」部門で全国1位、総合部門でも同4位と、高評価を得た。

 全国の自治体を対象に、移住の実態や移住支援、医療、子育て、自然環境、就労支援の各施策の実施状況など230項目についてアンケート調査し、その回答を数値化、ランク付けしたもの。「大きなまち」90自治体、「小さなまち」(人口10万人未満)539自治体、合わせて629自治体が回答した。

 酒田市は「大きなまち」の全国ランクで、「シニア世代が住みたい田舎」部門で1位(前回2位)、「若者世代が住みたい田舎」部門で13位(同8位)、「子育て世代が住みたい田舎」部門で23位(同8位)、総合で4位(同10位)となった。

 同市で移住対策を担っている地域共生課によると、アンケートで回答したシニア世代(50歳以上)の移住者の実績は、昨年4―9月の「63人」。同市の移住者数は、2018年までは市の相談窓口など同課で把握した人をカウントし、年間20―30人程度だった。しかし、19年1月からは、市民課窓口で転入者全員にアンケートし、転勤や進学者らを除き、自らの意思で酒田を好んで移住した全員をカウント。その結果、移住者数が大幅に増加した。宝島社のランキングでは単位人口当たりの移住者数が指標の大きなウエートを占めることも、今回の高評価の一因になったとみられている。

 同課の釼持ゆき課長は「医療機関の充実や、高齢者の移住を推進する『生涯活躍のまち推進構想』、交流を支えるコミュニティーの土台など、これまでの多面的な取り組みが評価されたと思う。酒田のことを知ってもらうとともに、市民が地元に自信を持ち、一丸となりまちづくりを盛り上げるきっかけになれば」とする。

 東北地方の総合(大きなまち、小さなまちの全体)では、酒田市が1位、秋田県にかほ市が4位、同由利本荘市が5位、鶴岡市が6位、遊佐町が7位で、「環鳥海と庄内が上位を独占しているイメージ。連携して地域の魅力を発信していけたら」(剱持課長)とする。

 7日の定例記者会見で丸山至市長は年末、「年明け後にビッグニュースを公表する」と言っていたことがこの件だったことを明かし、「この種のランクで全国1位は初。これからも評価される施策に取り組みたい。子育て、若者世代の支援策にも一層力を入れる」と意欲を示した。


2020年(令和2年) 1月9日(木)付紙面より

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「寒ダラ」の水揚げ始まる

 6日に寒の入りを迎え、庄内浜の冬の味覚「寒ダラ」の水揚げが始まった。県水産試験場の速報値などによると同日は豊浦と鼠ケ関、酒田の3港で計0・44トンの水揚げという。本格化はもう少し先になりそうだ。

 庄内では1月上旬の小寒から2月の節分までに捕れる旬のマダラを寒ダラと呼んで珍重する醍醐味(だいごみ)は引き締まった身や白子、アブラワタ(肝臓)、アラも無駄にせず丸ごと煮込んだどんがら汁。

 由良漁港では7日に初水揚げ。同日午後3時すぎに底引き網船6隻が続々帰港すると、ハタハタや紅エビ、ズワイガニなどとともに、マダラを水揚げした。富芳丸(14トン)では、4キロから7キロ超のものまで約60本。齋藤守船長(57)=鶴岡市由良二丁目=は「これからに期待」。県漁協さかた総合市場の担当者によると、酒田からは同日、4隻がタラ漁に出漁し1隻当たり約300キロという。「少ない。これからが本格化。1月になるとほとんど捕れないタイが年明け後も揚がるなど、今年は、ここ2、3年と比べるとタラも含めてやや遅れている」という。

底引き網船から丸々と太ったマダラのトロ箱が下ろされた=7日、由良漁港
底引き網船から丸々と太ったマダラのトロ箱が下ろされた=7日、由良漁港



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