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2020年(令和2年) 9月15日(火)付け紙面より

“友情の一射”力強く放つ リモートアーチェリー親善大会で交流

 鶴岡ホストタウン日本モルドバ・リモートアーチェリー親善大会が12日、鶴岡市と東欧モルドバ共和国の2カ所を結んで行われた。「KAKEHASHI2020」と副題が付いた大会は時差6時間の両国で同時進行で行われた。午後3時15分に小真木原南多目的広場で開会式が行われた。選手宣誓では小角知(おずみさとし)選手(鶴岡四中2年)が「コロナでできなかった練習もできるようになり、モルドバの皆さんとの友情を重ね、一射一射全力で射ることを誓います」と力強く語った。ワンテンポ置いて、午前9時15分に開会を迎えたモルドバの同年代14歳の女子選手アナスタシア・チェカノヴァさんが「スポーツ選手の名誉に懸けて戦うことを誓います。カケハシの大会が成功することを祈っています」と宣誓。森の中に青空が見える会場の様子に、大型モニターを見やった鶴岡の選手たちから拍手が湧き上がった。

 試合形式は高校生以上70メートル72射、中学生30メートル・18メートル72射で鶴岡では40人が参加した。

 大会開催のアイデアは7月下旬ごろに挙がった。大学などのオンライン授業で使われている1回で100人が加われるZoom配信に着目。「東京五輪は延期されたが、スポーツの新たな国際交流の形として“ありかもしれない”と思った」とホストタウン企業協賛会の武田啓之会長(59)=渡会電気土木社長=らが発案、モルドバの現地と何度もテスト交信し、大会当日を迎えた。

 目新しい取り組みに東京オリンピック・パラリンピック事務局も配信に参加、通訳らを含め16カ所が結ばれた。「こうしたリモート大会はポストコロナの一つの形になるかもしれない」と武田会長は各種スポーツの将来像としても語っていた。

 五輪候補の中村美樹選手もエキシビションマッチで現地の同じく五輪候補のアレクサンドラ・ミルカ選手とリモート対決。「結果よりも、気持ち的に良い刺激をもらいました」と歓迎の言葉を口にした。来年8月の東京五輪本番に向けモルドバは鶴岡市で事前合宿を行うことになっている。

鶴岡の小角選手が選手宣誓
鶴岡の小角選手が選手宣誓

モルドバのチェカノヴァ選手が画面を通じて宣誓した
モルドバのチェカノヴァ選手が画面を通じて宣誓した


2020年(令和2年) 9月15日(火)付け紙面より

クロマツ林に響く音色 酒田光陵高吹奏楽班 初の屋外コンサート

 酒田市の県立酒田光陵高校音楽部吹奏楽班(池田乃望部長、24人)による屋外コンサートが12日、遊佐町の県海浜自然の家ロータリーで開かれ、周囲にそびえるクロマツの間から木漏れ日が差し込む中、華やかな音色を響かせた。

 同班は全日本吹奏楽コンクールへの出場、定期演奏会の開催を活動のメーンに、福祉施設を年数回訪問し演奏を披露するなどしてきた。新型コロナウイルス感染症の影響で本年度はコンクール、演奏慰問が中止となる中、活動機会を求めて「密」を避ける形で今回、自然の家の協力で屋外コンサートを企画した。同班を指導する顧問の萬年祐子教諭によると、屋外でのコンサート開催は初という。

 この日は近隣福祉施設の利用者も含め約40人が訪れた。軽快なリズムに、1年生のダンスも加わった「惑星ループ」で幕開けし、金管・サックスアンサンブル、「津軽海峡冬景色」「与作」「浪花節だよ人生は」で構成する演歌メドレーなど次々と披露。訪れた人たちのアンコールに応え、「星影のエール」を発表した。

 木漏れ日、海よりの潮風が一帯を包む中、訪れた人たちは手拍子するなど楽しいひとときを過ごした。池田部長(17)=3年=は「緊張したが、このコンサートに向けて練習してきたことを披露できた。進路に向けた学習と部活の両立は大変だが、最後まで楽しみながら練習を続けたい」と話した。

華やかな音色が響き渡った光陵高吹奏楽班の屋外コンサート
華やかな音色が響き渡った光陵高吹奏楽班の屋外コンサート



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