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2021年(令和3年) 3月3日(水)付紙面より

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個別と集団 並行的体制検討へ 新型コロナワクチン接種 鶴岡・三川合同でスケジュール確認

 「新型コロナウイルスワクチン対策鶴岡・三川合同対策本部会議」(本部長・皆川治鶴岡市長)の第2回会合が1日夕、鶴岡市役所で開かれた。第1弾となる「高齢者(65歳以上)」については3月下旬以降に接種券を送付、4月12日以降に医療機関や高齢者施設での個別の先行接種、5月中旬以降に集団接種を開始するなど、今後のスケジュールをあらためて確認した。また、第2、3弾となる「基礎疾患を持つ人(高齢者以外)」「一般(16歳以上)」の各枠組みを含め、医療機関での個別接種と接種会場での集団接種を並行的に進める体制を検討していくことになった。

 集団接種と個別接種に関し、当初の事務局案で「高齢者」は、鶴岡市6カ所、三川町2カ所の接種会場での集団接種を基本に、病院の入院・通院患者や高齢者施設の入所者は医師の判断で個別接種を行う方針だった。また、この日示した「基礎疾患を持つ人」「一般」の各枠組みの案は、医療機関での個別接種を基本とする方針だった。

 しかし、この日は医療関係者から「早い段階ではワクチン供給量が不安な上、多くの高齢者はかかりつけ医を持っているので、もっと柔軟に個別接種を行えるように」「一般はかかりつけ医を持っている人が少なく、集団接種が効果的だが、出張する医師の負担軽減には個別接種との二本立てを基本にすべき」といった意見が相次いだ。

 これらの意見を踏まえ、今後は高齢者、基礎疾患を持つ人、一般の各枠組みについて、接種者本人の意向をなるべく汲み取ることを念頭に、個別接種と集団接種を並行的に進める体制を検討していくことになった。

 この日は接種計画の概要をまとめた実施計画案が示された。それによると、実施期間は来年2月28日まで、接種対象者(16歳以上)は鶴岡市、三川町を合わせて約11万6000人。集団接種会場は鶴岡市が主会場・朝暘武道館のほか、地域会場5カ所、三川町がなの花ホールと町民体育館の2カ所。接種の相談や予約を行うコールセンターは、鶴岡市は3月1日に設置し、三川町は4月以降に設置予定。高齢者は3カ月で接種(2回)を終え、その後、基礎疾患を持つ人、一般に順次接種していくが、具体的な体制は今後、鶴岡地区医師会と協議して詰める。

ワクチン接種の実施計画案などを話し合った第2回会合
ワクチン接種の実施計画案などを話し合った第2回会合


2021年(令和3年) 3月3日(水)付紙面より

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遊佐の魅力再発見 移住家族 サケ稚魚放流

 遊佐町に移住してきた人たちが28日、同町直世(すぐせ)の小川でサケの稚魚を放流した。

 他県から移り住んでいる人や首都圏などからUターンしてきた人たちに、同町の魅力を再認識してもらうとともに、移住者たちがより交流を深めることを手伝おうと、NPO法人「いなか暮らし遊佐応援団」(平靖夫理事長)が2015年から続けている。

 この日は、県内で最もサケの遡上(そじょう)数が多い月光川水系滝淵川の升川鮭生産組合の人工ふ化場に、10家族15人が集まった。同組合の尾形修一郎組合長が、今季は過去2番目という約7万2000匹のサケを水揚げしたことや、卵から育てて約1300万匹もの稚魚を県内外に送っている施設の役割などを説明した。

 石川県金沢市から親子3人で移住し、「自然が豊富で四季がはっきりしている遊佐町が大好き」と話す祢津香奈さん(42)は、遊佐小1年の長男の新(あらた)君(7)と参加。平理事長の「4年間、5万キロの旅に送り出そう」という言葉を合図に、バケツに入れてもらった体長3センチ、1グラムほどの稚魚を、ふ化場そばの滝淵川支流に放流した。移住者仲間で蕨岡小2年の駒井克行君(8)は「無事に帰ってきてね」と優しく声を掛け、清流に泳ぎ出す稚魚を見守っていた。

遊佐町への移住者たちがサケの稚魚を放流した
遊佐町への移住者たちがサケの稚魚を放流した



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