文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2021年(令和3年) 7月1日(木)付紙面より

ツイート

人気のふるさと応援便再び(出羽商工会) 帰省できない地元出身者らに送る 利用しやすいメニューとシステム、7月1日開始

 出羽商工会(本所・鶴岡市大山、上野隆一会長)は7月1日(木)から、「出羽ふるさと応援便」の受け付けを開始する。地元の特産品を、同商工会が送料を負担して宅配するシステムで、昨年度に新型コロナウイルス対策で始め好評だったことから、本年度はより利用しやすいメニューとシステムにし、2000セットの取り扱いを目指す。

 新型コロナで消費が落ち込む中、お盆や正月に帰省できない県外の地元出身者らをターゲットに、会員事業所の製品を送るもの。送料やチラシ制作など宣伝費は同商工会が負担するため、各事業所、利用者双方にメリットがある。昨年度は3000円と5000円の2種の金額枠で地域ごとの特産品詰め合わせを中心に販売。首都圏の古里会などを通じて利用を呼び掛け、当初の目標700セットに対し、2倍以上の1562セットを扱った。

 2年目の本年度は、夏、秋・冬、正月と3回実施の予定。第1弾は7月1日から9月30日(木)までの3カ月間、22種を扱う。金額は昨年度に利用が多かったお手頃価格の3000円(税込み)に統一し、より幅広い事業者が参加できるよう単品メニューを増やした。

 主なメニューは、庄内米3種セット(つや姫、コシヒカリ、雪若丸各2キロ)、アンデスメロンセット(メロン2玉としなべきうり、ぜんご漬など)、だだちゃ豆セット(豆2キロと北前塩)、海の幸ギフトセット(タイやホッケの干物、アカモク、ホタルイカ沖漬)、朝日のうまいものセット(笹巻き、あん入りとち餅、山ぶどうジャムなど)、生麺セット(麦切り、中華そばなど)、地酒の飲み比べセットなど。

 担当の伊藤司西部センター長は「昨年は、ふるさとに帰りたくても帰れない県外在住者のほか、地元在住者が県外の親戚や知人に送るパターンも多かった。今年はより利用しやすいメニューとシステムにしたので、たくさん利用してほしい」としている。

 申し込みは、郵便局に備え付けの払込取扱票に必要事項を記入し送金する方法(送金手数料は各自負担)に加え、新たにインターネットのショッピングサイト=https://furusatoouen.shopselect.net/=から行う方法(送金手数料は無料)も導入した。チラシは同商工会本・支所に置いている。問い合わせは同商工会=電0235(33)2117=へ。

2年目となった出羽商工会の「出羽ふるさと応援便」のチラシ
2年目となった出羽商工会の「出羽ふるさと応援便」のチラシ


2021年(令和3年) 7月1日(木)付紙面より

ツイート

土砂災害を“再現”(鼠ケ関小) 発生のメカニズム 地滑りの危険性学ぶ

 鶴岡市の鼠ケ関小学校(芳賀恵美校長、児童53人)で26日、土砂災害に関する出前授業が開かれた。全校児童と保護者らがDVDや模型の実演を通じて、土砂災害が発生するメカニズムや危険性を学んだ。

 近年の集中豪雨などによる土砂災害に備える目的。県土整備部砂防・対策課が2012年から毎年、各市町村と連携し、県内の土砂災害警戒区域にある小学校で行っている。

 この日は動画で実際に起きた土石流や地滑り、崖崩れの映像を見てから、それらを再現した3つの模型で学習した。

 そのうち地滑りの模型では、2層に分かれた斜面の上層が下に滑り落ちると、子どもたちは「うわー」と驚いた声を上げた。県砂防・対策課の角田繁広主査は山の断面を見せながら、地中の水圧が高まり、上部の土が押し上げられて動くなどの原因を説明。対策として「山に井戸を掘って地中の水を川へ流したり、地中にアンカー工という鉄のくいを打ち込んで土が動かないようにする」と話すと、子どもたちは納得したようにうなずいていた。

 最後は地区のハザードマップを使い、万一のとき避難する場所や方法などを確認した。6年生の本間慶明君(11)は「模型でどこまで被害が広がるのかを詳しく知れた。いつ災害が起きてもいいようにラジオなどを準備したい」と話した。

地滑りが起きないように、くいを差し込む子どもたち
地滑りが起きないように、くいを差し込む子どもたち



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field