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荘内日報ニュース


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2021年(令和3年) 7月14日(水)付紙面より

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現職と新人の一騎打ちへ 《庄内町長選告示》 5日間の選挙戦へ突入

 任期満了に伴う庄内町長選が13日告示され、ともに無所属で、5選を目指す現職の原田眞樹氏(68)=廿六木、新人で前町議会議長の富樫透氏(58)=沢新田=の2人が届け出を済ませ、5日間の選挙戦に入った。町選挙管理委員会によると、同日正午現在、他に立候補の届け出はない。

 一方、同日程の町議補欠選挙(欠員1)には、いずれも無所属で新人の門脇道也氏(60)=沢新田・会社役員、スルタン・ヌール氏(49)=肝煎・自営業=が届け出た。投票は18日午前7時から午後8時まで町内10カ所の投票所で行われ、同9時から町役場B棟3階大ホールで即日開票される。期日前投票は庄内町役場B棟2階会議室1・2、立川総合支所1階ロビーで、いずれも14日(水)から17日(土)の間、午前8時半から午後8時までに受け付ける。

 13日午前8時半から町役場で行われた町長選の立候補者受付には両陣営の関係者が訪れ、原田氏、富樫氏の順で届け出を済ませた。陣営関係者は町選管からたすきや腕章などの「七つ道具」を受け取り、足早に各選挙事務所など出陣式の会場へと戻った。原田氏は廿六木、富樫氏は余目のそれぞれ事務所前で第一声を上げた。

 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点で「3密」を防ぐため、両陣営とも総決起大会、大規模な集会は取りやめた。前哨戦もままならない中での選挙戦突入だが、有権者の関心は高まっている。12日現在の有権者数は1万7833人(男8545人、女9288人)。


原田眞樹候補
原田眞樹候補

富樫透候補
富樫透候補


2021年(令和3年) 7月14日(水)付紙面より

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鶴岡「松ケ岡ワイン」白2種販売開始 「鶴岡甲州」岩ガキなど庄内産の魚介類と「フルフル/白2020」

 鶴岡市羽黒町松ケ岡のワイン醸造所「PINO COLLINA(ピノ・コッリーナ)ファームガーデン&ワイナリー松ケ岡」で昨年初めて醸造したファーストビンテージワインの一部が熟成を終え、12日から販売を開始した。松ケ岡産のソービニオンブランとシャルドネの2種のブドウを原料にした「フルフル/白2020」、同市西荒屋産の「甲州」を原料にした「鶴岡甲州」の白2種で、関係者は「岩ガキや豚カツなど地元食材との相性を楽しんで」とアピールしている。

 同市の農業生産法人「エルサンワイナリー松ケ岡」(社長・早坂剛エルサン会長)が、明治初期に旧庄内藩士が開墾した松ケ岡に開設した県内17番目のワイナリー。月山を臨む周辺のほ場約6ヘクタールに2017年から8種約8000本のワイン用ブドウを植え、昨秋から醸造を始めた。自然の力に逆らわない「ヴァン・ナチュール」(自然派ワイン)を掲げ、ブドウは減農薬で栽培。醸造時は搾った果汁や果実にストレスをかけないよう、滑り台など重力の力でタンクに収める「グラビティ・フロー・システム」を採用した。

 川島旭ジェネラルマネージャーによると、甲州を調達した西荒屋地区は水はけが良く、約270年前からブドウを栽培してきた歴史を持つ。国産ワインで先行する山梨県の甲州がかなり品種改良されたのに対し、西荒屋のものはほとんど原種に近く、香りが豊かという。樹齢50―60年の木から、酸味を生かすため完熟前の緑色の段階で収穫し、ステンレスのタンクで約4カ月間、熟成させた。華やかな風味と長く続く余韻が特長で、岩ガキなど庄内産の魚介類によく合うという。

 一方、フルフルは、ソービニオンブランは約4カ月間、フレンチオーク樽で熟成させた。ステンレス樽で熟成させたシャルドネと58対42の割合でブレンドした。内側を焼いたオーク樽の香りを含む繊細で爽やかな風味が特長で、生ハムやローストビーフ、豚カツなどの肉料理にも合うという。名前はフランス語で衣ずれの音を表す言葉。開墾で絹産業を興した松ケ岡の歴史を踏まえたという。

 ラベルは、甲州は西荒屋と同じ櫛引地域の黒川能(国指定重要無形民俗文化財)にちなむ翁の面、フルフルは海に浮かぶヨットで爽やかさを強調した。ともに東北芸術工科大学長の中山ダイスケさんがデザインした。

 ブドウの栽培から醸造まで全般に関わってきた早坂勝専務は「右も左も分からないところから始め、ブドウは手を掛ければ掛けるほど良いものになるなど、少しずつ学びながら来た。良いものができ、うれしい。今後もより良いものを作っていきたい」と話した。

 価格は鶴岡甲州、フルフルとも1本750ミリリットル入り3080円(税込み)。鶴岡甲州は1500本、フルフルは700本を生産。ピノ・コッリーナとグランドエル・サン(東原町)で販売するほか、ピノ・コッリーナ内のレストランではグラスワインでも提供する。今後、市内のホテルなどにも置いてもらうよう働き掛ける。問い合わせはピノ・コッリーナ=電0235(26)7807=へ。赤ワインはまだ熟成中で、早ければ来春ごろにも発売予定。

販売を開始した「フルフル」(左)と「鶴岡甲州」
販売を開始した「フルフル」(左)と「鶴岡甲州」

瓶詰めしたワインを報道陣に披露する川島さん=12日、ピノ・コッリーナ
瓶詰めしたワインを報道陣に披露する川島さん=12日、ピノ・コッリーナ



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