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荘内日報ニュース


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2021年(令和3年) 10月3日(日)付紙面より

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現新一騎打ち 鶴岡市長選告示へ ともに「市民党」掲げ臨む

 任期満了に伴う鶴岡市長選と市議選は3日に告示(10日投開票)される。市長選には現職で2期目を目指す皆川治氏(47)=森片=と、新人で前県議の佐藤聡氏(53)=茨新田=が立候補を予定しており、他に出馬の動きはなく、ともに無所属で「市民党」を掲げる現新2人による選挙戦が確実となっている。一方、今回から定数が4減の28となった市議選には31人が立候補を予定し、3人超過の選挙戦が見込まれる。

 皆川氏は今年3月の市議会定例会で出馬を表明。「対話による市政の前進」を掲げる。新型コロナウイルス対策を最優先課題にあげ、ワクチン接種と経済対策を「切れ目なく」行っていくための市政の継続、自然災害への対応を含めた1期4年間の実績を訴える。9月25日の後援会拡大選対会議には約300人、10月1日の女性の会には約350人が集まった。吉村美栄子知事が支援表明し、共産党鶴岡地区委員会が自主的支援を決め、市議選と連動した動きを展開している。告示日の3日は午前7時から伊勢原町の後援会事務所で出陣式を行い、市役所前で第一声を上げる。

 佐藤氏は自民党県議2期目だった今年5月に出馬表明。7月に県議を辞職して、市長選への準備を本格化させた。皆川市政を「まちづくりのビジョンがなく、市職員との信頼関係もなく、市政の混乱と停滞を招いている」と批判。市民生活と地域経済を立て直す「鶴岡再興」を訴える。

 9月18日の後援会女性集会には約150人、同26日の総決起集会には約400人が集まった。自民党の加藤鮎子衆院議員(42)が応援し、国民民主党の舟山康江参院議員(55)の後援会幹部が支援する。告示日は午前8時から善寳寺で必勝祈願。エスモール前で出陣式を行い第一声を上げる。



3人超過の激戦 鶴岡市議選

 一方、市議選は定数28に対し、現職23人、元職1人、新人7人の計31人が立候補を表明。3人超過の激戦が予想される。

 立候補予定者のうち現職の市議会会派別は、最大会派で自民系の新政クラブ11人、共産5人、連合系の市民クラブ3人、公明党3人、無会派1人。元職と新人の計8人のうち政党の公認を受ける予定者はおらず、いずれも無所属で立候補する。

 地域別では鶴岡が現職15人、元職1人、新人7人の計23人。藤島は現職3人、羽黒は現職2人、櫛引は現職1人、温海は現職2人の顔ぶれ。朝日地域から立候補を表明している人はいない。

 市長選、市議選とも立候補の届け出は3日午前8時半から午後5時まで市役所で行われる。同市の2日現在の有権者数は10万5329人(男5万12人、女5万5317人)。

鶴岡市議選立候補予定者
(定数28、現職・元職・新人の五十音順、敬称略、一桁数字は当選回数)
▽秋葉  雄 70 公現4
▽阿部  寛 58 無現1
▽五十嵐一彦 64 無現2
▽石井 清則 44 無現4
▽石塚  慶 43 無現1
▽尾形 昌彦 56 無現2
▽小野 由夫 74 国現3
▽加藤 鑛一 68 共現3
▽草島 進一 56 無現2
▽黒井 浩之 56 公現1
▽坂本 昌栄 57 共現1
▽佐藤 博幸 71 無現4
▽佐藤 昌哉 68 無現1
▽渋谷 耕一 72 無現4
▽菅井  巌 53 共現2
▽菅原 一浩 55 無現2
▽田中  宏 51 無現3
▽富樫 正毅 62 公現4
▽長谷川 剛 43 共現1
▽本間 信一 72 無現3
▽本間新兵衛 64 無現4
▽本間 正芳 65 無現1
▽山田  守 59 共現1
▽佐藤 久樹 50 無元2
▽遠藤 初子 57 無新
▽工藤  博 61 無新
▽佐藤 友哉 61 無新
▽佐藤 麻里 51 無新
▽中沢 深雪 31 無新
▽南波  純 60 無新
▽三浦 宗平 48 無新

左=佐藤聡氏、右=皆川治氏
左=佐藤聡氏、右=皆川治氏


2021年(令和3年) 10月3日(日)付紙面より

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出店いっぱい パークレット試み(鶴岡銀座通り)秋まつりにぎわう

 鶴岡市の鶴岡銀座通りで2日、「ぎんざ秋まつり」が開かれた。初めて車道の一部を人々の憩いの場に転用する「PARKLET(パークレット)」の考え方を取り入れ、2車線のうち1車線だけを通行止めにして、飲食やクラフト(手工芸品)などが出店、大勢の市民でにぎわいを見せた。

 例年この時期、鶴岡銀座商店街振興組合(阿部直人理事長)が主催。これまでは通りを全面通行止めにして創作鍋料理を提供する「ぎんざ鍋対決」を中心としてきたが、今回は「ギンザ・パークレット・チャレンジ」と銘打って開催した。

 通りの東側車線だけ通行止めにし、鍋料理やカレー、スイーツ、コーヒーなどの飲食、アクセサリーや布小物、庄内刺し子などのクラフト、鶴岡中央高美術部の工作ワークショップなど計約30店がテントなどで出店。午前11時の開始とともに家族連れなどが次々に訪れ、目当ての食べ物やクラフトなどを買い求めていた。

 阿部理事長は「もともと、空き地の有効活用などまちづくりの一環として実施してきた。今回は道路の機能を維持しながら通りの魅力を高めるパークレットの試みで、新たにクラフト作家や高校生など多彩な人に関わってもらった。特に高校生には、自分のまちを誇りにしてほしいという思いもある。様子を見て定期的な実施も検討したい」と話した。

鍋料理やクラフトに大勢の人が繰り出した鶴岡市の「ぎんざ秋まつり」
鍋料理やクラフトに大勢の人が繰り出した鶴岡市の「ぎんざ秋まつり」



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