2021年(令和3年) 10月20日(水)付紙面より
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第49回衆院選が19日公示され、小選挙区の山形3区には前職1人、新人2人の3氏が同日午前に立候補の届け出を行い、31日の投開票に向け12日間の選挙戦がスタートした。衆院選は2017年10月以来4年ぶり。これまで4年間の安倍―菅―岸田政権の政権運営を問う選挙戦となり、自民、公明の与党と、立憲民主党などの野党とが対決する構図となる。新型コロナウイルス対策、経済政策などが争点となり、政権与党の自公が過半数(233議席)を獲得できるかが最大の焦点となる。
小選挙区比例代表並立制の下では9回目となる今回の衆院選。全国289の小選挙区と全国を11ブロックに分けた定数176人(東北ブロックは13人)比例代表の計465議席で争われる。
庄内と最上の両地方が選挙区となる山形3区には19日正午現在、届け出順で、共産党新人で党鶴岡地区委員会常任委員の梅木威氏(62)、無所属新人で元県議の阿部ひとみ氏(60)、3選を目指す自民党前職で国土交通大臣政務官の加藤鮎子氏(42)=公明党推薦=の3人が立候補した。加藤氏は自民党の比例代表名簿に登載された。
3区の立候補届け出受け付けは三川町の県庄内総合支庁で午前8時半から行われた。各候補は届け出を済ませると、鶴岡市や酒田市で選挙戦の第一声を上げ、舌戦をスタートさせた。
2021年(令和3年) 10月20日(水)付紙面より
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強い寒気が流れ込んだ影響でこの秋一番の冷え込みとなった18日、庄内平野から望む鳥海山(標高2236メートル)と月山(同1984メートル)の山頂から上部の山肌が白く染まる景色が見られた。
酒田市八幡総合支所は同日、鳥海山の今季の初冠雪を観測したと発表。昨年より1日、平年より8日それぞれ遅い観測となった。酒田測候所が無人化された2009年10月以降、平場の同市観音寺にある八幡総合支所から職員が目視で観測し、発表している。この日は朝から山頂付近は厚い雲に覆われていたが、その後天候が徐々に回復。午後4時半に雲間から山頂の雪を確認した。
一方、山形地方気象台は19日朝に月山の初冠雪を観測したと発表。内陸側からの目視によるもので、平年より1日、昨年より6日早い。庄内側からは18日午後、雲間から中腹までの一部の山肌が白く染まった山容が見られた。