2022年(令和4年) 1月16日(日)付紙面より
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県は14日、新型コロナウイルス感染症の影響で厳しい経営環境にある夜間営業の飲食店などに対する「県飲食業等緊急支援給付金」について、今月17日から郵送による申請受け付けを開始すると発表した。
給付の対象となるのは、昨年10?12月のいずれか1カ月間の売り上げが前年同月、または前々年同月と比べ30%以上減少した県内の夜間営業の飲食店など。
事業内容は▽酒類を提供する夜間営業の飲食店(持ち帰り・配達サービス業は対象外)▽飲食を提供するカラオケボックス▽酒類卸売業(飲食店に酒類を販売する事業者)▽洗濯業(飲食店におしぼりをレンタル・リースしている事業者)▽労働者派遣業(飲食店にコンパニオンなどを派遣する事業者)▽運転代行業―。
給付額は1事業者当たり20万円。ただし、「県内で給付の対象となる事業を複数店舗経営する事業者」「従業員数が6人以上の事業者」に該当する場合は30万円。また、給付の条件として▽県内に本社や本店を置く中小企業・小規模事業者または個人事業主▽通常営業で午後9時以降も営業し、かつ酒類を提供している(飲食店の場合)▽新型コロナ拡大防止対策を実施している▽給付金受給後も事業を継続する意思がある―など。
申請は、申請書と売り上げの減少が分かる書類、振込口座通帳の写し、業種ごとに定められた食品衛生許可証などの写しなどが必要となる。申請額が30万円の場合、2店舗分の許可証、従業員6人以上を雇用している証明書類がいる。
申請書は特設サイト(http://yamagata-insyoku-kinkyu-kyufu.jp/)でダウンロードできるほか、最寄りの県総合支庁や市町村、商工会、商工会議所などでも配布する。
必要書類を添えた封筒に「給付金申請書在中」と朱書きし、山形県飲食業等緊急支援給付金事務局に郵送する。宛先は〒983―8799、仙台東郵便局留め(仙台市宮城野区苦竹3―5―1、DNP内)。申請の締め切りは2月28日(消印有効)。
問い合わせはコールセンター=電0570(783)075=へ。平日の午前9時から午後6時まで受け付ける。
2022年(令和4年) 1月16日(日)付紙面より
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冬の日本海で捕れた旬の幸の料理や温泉入浴など、鶴岡市温海地域の魅力を堪能できるキャンペーン「温海旬御膳?冬のごっつぉめぐり?」が14日から始まった。来月28日まで、同地域の旅館や飲食店8店舗でそれぞれ、庄内の海産物をふんだんに使ったオリジナルメニューを提供する。
海と山が共存し、豊富な食材に恵まれた温海地域をPR、冬の誘客を図ろうとあつみ観光協会が2009年から毎年実施している。鶴岡市内を中心に、酒田市や内陸からも多くの客が訪れるなど、人気の企画となっている。
今回はあつみ温泉地区の湯温海をはじめ、温海、鼠ケ関各地区の旅館やすし店、カフェなどが実施。店舗ごとに料金が異なり、3300―5500円で設定。旅館は日帰りの温泉入浴券が付く。
このうち、湯温海の末広寿し(斎藤彰店主)では、鼠ケ関港や新潟県村上市の寝屋港で水揚げされたタイや甘エビ、ソイなどのにぎりや、未冷凍の新鮮なベニズワイガニの酢物、ヤリイカとカンパチの刺し身など地物の海産物が勢ぞろい。汁物はその日の仕入れ状況でエビのみそ汁や寒ダラ汁などを提供する。その他にも温海かぶの漬物や、舞茸、カボチャなどの5種類の野菜の天ぷら、妻の友子さん(66)特製の鶏肉のクリームシチューなど、海と山の幸を存分に味わえる。価格は3300円(税込み)。
斎藤店主(71)は「お客さまに喜んでもらいたいという一心。コロナ禍で日頃からストレスがたまる中、おいしい地元産の海鮮料理を食べてゆっくりしてもらえれば」と話している。
温海旬御膳は、利用の3日前までに店舗に電話での予約が必要。先着計500人に温海地域産のパックライスが贈られる。問い合わせはあつみ観光協会=電0235(43)3547=へ。
参加施設・店舗は次の通り。
▽あつみ温泉地区=あつみホテル温海荘、東屋旅館、かしわや旅館、瀧の屋、足湯カフェチット・モッシェ、末広寿し▽温海地区=寿司割烹雅▽鼠ケ関地区=鮨処朝日屋