2022年(令和4年) 5月18日(水)付紙面より
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鶴岡市は、市議会4月臨時会に提案後に削除していた25%のプレミアム付き商品券発行事業について、今月24日開会予定の5月臨時会に再提案する方針を決め、17日に市議会に対して議案説明を行った。事業内容は前回提案とほぼ同じで、アプリ版は9月中、紙版は10月中の利用開始を予定している。
発行総額12億円で、スマートフォンなどのアプリ版と印刷した紙版の2タイプを計24万セット発行し、1セット5000円分を4000円で販売。1人2セットまで購入可能とし、大手チェーン店、コンビニエンスストア、ドラッグストアなどを除く市内の中小・小規模店舗で利用できる。
購入は事前申込制とし、利用期間はアプリ版が9月の開始から3カ月間、紙版が10月開始から2カ月間を予定。先行して市民限定で販売し、完売しなかった場合はアプリ版のみで市民以外も対象に2回目の販売を行う。
予算総額は3億2000万円で、内訳はプレミアム分2億4000万円、委託料7975万円、事務費25万円。財源は、市町村の消費喚起事業に対する県の補助金1億2000万円、国の地方創生臨時交付金2億円を充てる。
新型コロナウイルス感染拡大で影響を受けた地域経済の回復に向けた消費喚起対策とする商品券発行事業を巡っては、本年度一般会計補正予算案に盛り込んで提案した先の4月臨時会で、議員から「コロナ克服酒井家庄内入部400年記念消費応援事業」とした事業名に関し、「歴史文化を祝う入部400年記念の冠は、事業内容とそぐわず違和感がある」といった意見や、「全体事業費に占める委託料が高額だ」などの意見が相次ぎ、皆川治市長が撤回。議員側からは「事業そのものは否決したくない。再提案してほしい」との意見もあり、皆川市長は早期に再提案する考えを示していた。名称からは入部400年記念の文言を取り除いた。
2022年(令和4年) 5月18日(水)付紙面より
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伝統の祭りの雰囲気を家庭で楽しんでもらおうと、鶴岡商工会議所は今年も鶴岡市の天神祭(25日)に合わせた弁当「化け弁」の販売を企画した。地元食材を使った「祭りごっつぉ」を楽しんでもらう企画で、新たに主婦の店鶴岡店が加わり4事業所がそれぞれ事前予約制で限定販売する。
家族で伝統的な行事食を楽しんでもらい、ユネスコ食文化創造都市・鶴岡を盛り上げようと、4年前から始めた。名称は天神祭が「化けものまつり」とも呼ばれることから名付けた。
各事業所の共通料理として、庄内地方の春祭りで定番の「サクラマスのあんかけ」をはじめ、旬の孟宗(もうそう)を使った炊き込みご飯、孟宗と旬の野菜の天ぷら、山菜の煮物、庄内豚みそ漬け焼き、赤カブ漬け、キュウリのからし漬けなどが付き、価格はいずれも1400円(税込み)。
全体で約2000食分の販売を予定し、早坂食品、クックミート・マルヤマ、本間べんとう店の3事業所は24日(火)と25日(水)の2日間販売。主婦の店鶴岡店は25日のみイーネ駅前、ミーナ、IZMO新斎、パルの4店舗で販売する。
今回は化け弁販売5周年記念で地酒プレゼントキャンペーンも実施。7蔵元の地酒(300ミリリットル)の飲み比べセットが抽選で21人に当たる。化け弁の掛け紙の裏面が応募用紙となっており、必要事項を記入して郵送。締め切りは6月3日(当日消印有効)。問い合わせは鶴岡商議所=電0235(24)7711=へ。
一方、鶴岡市の天神祭実行委員会は今年も「おうちで祝おう!天神祭」テイクアウト応援キャンペーンを今月末まで展開している。限定バッグ入り地酒セットの販売と、協賛店によるテイクアウト商品への専用掛け紙で祭りを盛り上げる。
地酒セットは市内4蔵元の地酒(300ミリリットル)2本入りで、市内各酒販店で取り扱う。販売場所の問い合わせは鶴岡小売酒販組合=電0235(22)8231=か、県酒類卸鶴岡支店=同(24)3320=へ。
掛け紙は「鶴岡天神祭」と記され、祭りを紹介したしおりが付き、テイクアウト(デリバリー)に取り組む飲食店を対象に無償提供している。問い合わせは実行委事務局の市観光物産課=電0235(35)1301=へ。