2024年(令和6年) 9月28日(土)付紙面より
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酒田市は25日、市表彰条例に基づく本年度の功労表彰を酒田地区医師会十全堂理事の菅原貴子氏(82)=東大町一丁目、酒田観光物産協会長など歴任した眞島裕氏(74)=京田一丁目、酒田商工会議所副会頭の菅原靖氏(71)=東栄町、市消防団長を務めた五十嵐慎一氏(66)=遊摺部=の4人に贈ると発表した。顕彰式は11月1日(金)午前10時から同市のベルナール酒田で行われる。
広く公共の福祉、市勢の発展に尽くして功労が顕著で市民の模範となる人を表彰する制度。
保健・衛生功労の菅原貴子氏は1978年に菅原外科内科医院を開業し、内科医として診療に携わる傍ら、数多くの学校医・産業保健活動に従事。市国民健康保険運営協議会委員として医師の観点から助言を行うなど現在も市民の健康づくり、適切な国保運営に寄与している。
観光振興功労の眞島氏は2011年に酒田観光物産協会副会長に就任し、酒田まつりの充実などにぎわい創出、観光誘客の促進に尽力。2020年から2カ年、協会長としてコロナ禍で観光客の激減など厳しい状況の中で指導的役割を担い、修学旅行の受け入れ促進などに貢献した。
産業振興功労の菅原靖氏は2017年から県建設業協会副会長・酒田支部長を務めるなど長きにわたって豊富な知識と経験を生かし、地域の建設業界をけん引してきた。技術者不足を早い段階から訴え、土木施工管理技士「受験準備講習」を実施し、自らも講師を務めて合格率向上に寄与した。
消防防災功労の五十嵐氏は1984年4月に旧酒田市消防団第4分団に入団して以来、今年3月末まで40年の長きにわたって市民の安全・安心のため団活動に貢献。団本部長を経て2020年に団長に就任、組織強化と健全運営に取り組むとともに積極的に各防災機関との連携を図った。